マセラティ2種~ピッコラマッキナ
マセラティクアトロポルテとグランツーリスモ。
クアトロポルテといえば70年代にシリーズ3が映画ゴッドファーザーに使われていたり、
政府高官用の車両として使われていたりしましたね。
シリーズ3は一時友人が乗っていたので何度か乗せてもらいましたが、素晴らしい車でした。
特にリアシートの居心地の良さは、乗るたびに寝入ってしまうほどでした。
街中ではもてあますほどの巨体でしたが、運転してみると以外に軽快というか身のこなしが軽く(大きさの割には)、エンジンもマセラッティ400Sなどのレーシングエンジンの流れを汲むだけあって良い音していました。
「譲ろうか?」と言われたのですが、さすがに島根県なんかじゃ使い道も思いつかず、持ちきれそうに無かったのでお断りしたのですが、今となっては惜しいことをしたなと思います。
今回製作したのは5代目(のはず)にあたる現行モデルです。
以前東京現代美術館で開催されたフェラーリ&マセラッティ展で、開発途中の1/5モックアップが2点展示してあり、このどちらかが生産モデルになると書いてありました。
正直そのときはあまりいいとは思わなかったのですが、デビューしてみるととてもいい車になっていてびっくりした記憶があります。
そしてもう1台はグランツーリスモ。
クアトロポルテと同じエンジンのはずですが、こちらはグッとスポーティーですね。
最近ではあまりみなくなったロングノーズ、ショートデッキの古典的スポーツカーのシルエットがうまく使われていて昔のギブリ(70年代の)を彷彿とさせますね。
写真より実車のほうがずいぶんいいように思います。
そういえば知人がギブリに乗っていましたが、その人がまさに「イタリアンダンディ」な方で、
車と人がすごくマッチしていたことを思い出しました。
クアトロポルテⅢもなかなか似合う人がいないような・・
あの時代のマセラティはそういう意味で「乗り手を選ぶ」車だったかもしれませんね。
興味のあるところです。
by studio_argento | 2008-10-10 10:07 | シルバーアクセサリー