ウルフ
先日の記事でアップした写真のカフス&ラペルピン。
友人に頼まれてある方へのプレゼント用に作ったものです。
その方というのは Walter Wolf氏。
車やバイクが好きな40歳代以上の人なら一度は名前を聞いたことがあるはずですよね
先日都内某所で開催されたウルフカウンタックのレストア完成披露に遥々カナダからお越しになるとのことで、同じ会場にウルフのF1マシン”WR1”を展示する友人が氏に何かプレゼントを、とご相談いただき制作させていただきました。
オープンホイールの車を作るのはなかなか大変でしたし、形が似通ったフォーミュラを作るのは難しいのですがさいわいWR1はノーズ廻りに特徴があり、なんとかそれらしく見えるように出来ました。
通常はキーリングに仕立てることが多いのですが、今回はカフスとラペルピンのセットとしました。
ケースに納めたときも見栄えがいいですしね。
実はレセプションにはWolf氏はお越しになれませんでした。
ご高齢ということもありますし仕方ないですが
友人にお願いしていた氏と作品とのツーショットは叶いませんでした。
しかし主催の方が他のプレゼントと一緒にカナダに送ってくださることになりました。
近いうちにこれがWolf氏の手に乗ると思うとドキドキしますね。
そして手にしておられるのはあの大事故の時のニキ・ラウダのヘルメットそのもの。
詳しい経緯は書きませんがおよそ40年ぶりにあの燃え盛るフェラーリの中から彼を救い出したメルツァリオ氏の手に。
歴史的な瞬間の写真を見ることができて感激しました。
(できれば現場に居合わせたかったというのが本音ではありますけどね 笑)
ご依頼いただいた友人に感謝です、ありがとうございました!
by studio_argento | 2015-04-27 13:28 | ジュエリー