午年
明けましておめでとうございます。
相変わらずのスローなブログですが今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年は午年。
昨年末にまさに今年にちなんだようなジュエリーの制作をさせていただきました。
I様はクルマ好きということで以前から親しくしていただいていたのですが、
昨秋、奥様と一緒にご来店いただきリングのオーダーメイドのご相談をいただきました。
聞けば奥様は20年以上も欲しいデザインのリングがあったそうで、
今まで自分のイメージに合うそれに出会えたことがなかったとのこと。
そこで結婚25周年の年に記念の意味もこめて当店にオーダーしてくださいました。
話の流れからもうおわかりだと思いますが、ご希望は「馬」のリング。
奥様のイメージを探るべく何度も打ち合わせをしたり、I様がパソコンで
イメージ写真を制作してくださったりして、それをもとにデザインを練っていきました。
クレイでのモデル製作やワックス原型の作り直し、手直し等を経て 出来上がったのが
指に対して少し斜めに向いた顔、たてがみの量感、左頬にかかった尾とその毛並み、優しい表情、耳の向きなど奥様のこだわりをひとつひとつカタチにしました。左の人差し指に付けたときに馬の鼻筋を優しくなでてあげられるような、そんな雰囲気です。 高さを抑えるために頬骨より下は指に埋まってる感じですね。
馬に詳しい方ならお分かりだと思いますが、実はこの耳の向きは怒っているときや
全力疾走している時のもの。(全力疾走時はさらに鼻の穴が大きく開いています。)
普段は耳が立っているものなのですが、かなり高さのあるリングなので奥様のご希望で
この向きとしました。
リングの内側には25周年を表わすギリシャ数字とイニシャルを彫刻。
指の腹に当たる部分に平らなところを設けて、外したときにきちんと自立するようになっています。
完成まで数カ月かかりましたがなんとか年が変わる前にお納めさせていただきました。
奥様が喜んでおられた様子を後日I様より聴かせていただいて、
20数年来のご希望をかなえることができてこちらも嬉しい仕事でしたね。
制作にあたり、沢山の資料写真を集めたりしたのですが
一番参考になったのはやはり生きた馬でした。
寒い中鉄馬に乗って大山のライディングパークまでいったかいがありましたね。
鉄馬でっていうのは単なる自己満足なんですけどね。 馬への敬意というか。 笑)
午年の今年、あの美しい生き物のように華麗に駆け抜けていきたいものです。
相変わらずのスローなブログですが今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年は午年。
昨年末にまさに今年にちなんだようなジュエリーの制作をさせていただきました。
I様はクルマ好きということで以前から親しくしていただいていたのですが、
昨秋、奥様と一緒にご来店いただきリングのオーダーメイドのご相談をいただきました。
聞けば奥様は20年以上も欲しいデザインのリングがあったそうで、
今まで自分のイメージに合うそれに出会えたことがなかったとのこと。
そこで結婚25周年の年に記念の意味もこめて当店にオーダーしてくださいました。
話の流れからもうおわかりだと思いますが、ご希望は「馬」のリング。
奥様のイメージを探るべく何度も打ち合わせをしたり、I様がパソコンで
イメージ写真を制作してくださったりして、それをもとにデザインを練っていきました。
クレイでのモデル製作やワックス原型の作り直し、手直し等を経て
馬に詳しい方ならお分かりだと思いますが、実はこの耳の向きは怒っているときや
全力疾走している時のもの。(全力疾走時はさらに鼻の穴が大きく開いています。)
普段は耳が立っているものなのですが、かなり高さのあるリングなので奥様のご希望で
この向きとしました。
リングの内側には25周年を表わすギリシャ数字とイニシャルを彫刻。
指の腹に当たる部分に平らなところを設けて、外したときにきちんと自立するようになっています。
完成まで数カ月かかりましたがなんとか年が変わる前にお納めさせていただきました。
奥様が喜んでおられた様子を後日I様より聴かせていただいて、
20数年来のご希望をかなえることができてこちらも嬉しい仕事でしたね。
制作にあたり、沢山の資料写真を集めたりしたのですが
一番参考になったのはやはり生きた馬でした。
寒い中鉄馬に乗って大山のライディングパークまでいったかいがありましたね。
鉄馬でっていうのは単なる自己満足なんですけどね。 馬への敬意というか。 笑)
午年の今年、あの美しい生き物のように華麗に駆け抜けていきたいものです。
by studio_argento | 2014-01-06 11:44 | ジュエリー