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Burn out

すっかりウェブの傍観者となってしまっていましたが、久しぶりに書いてみます。

夏の間は仕事よりもあるイベントのことで頭がいっぱい。
直前に難しい仕事が無事終わってほっとしたのもあるのですが、
久しぶりに遊びのプランニングに熱中してしまいました・・汗)

話は10年近く前になりますが、その頃家内は関東の友人に誘われて
筑波サーキットのヒストリックカー耐久レースに女性3人で出ていました。
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当然私も付き添いで遊びに行くので、自然にレース仲間やメカニックさんとも親しくなります。
一度岡山国際(当時はまだTI)サーキットを走ってみたいというお仲間のリクエストにこたえて、
友人2人とメカニックさんを私の35番に、私達夫婦と地元の友人2人が73番スパイダーに乗って、3時間耐久レースに参戦しました。

楽しく走ったレースの様子を、あとで東京で聞いていたのが当時グループに入りたてのH君。
その後「僕も乗りたいです~」と言うH君の希望を「いつかは」と思っていましたがなかなか
実現できずにいました。


今年になって、以前エントリーした耐久レースが8月に岡山国際であると知り、
4月に上京した時にH君と食事をして「出ない?」と誘ってみると
もちろん即答でOK。 
同席していたKさん(元ジュリア乗り)もご一緒してもらえることになりました。

それからレースのあった8月25日まで、私の脳内地図はどんどん「3耐」と言う文字に
埋め尽くされていきました。

もう一台、家内のスパイダーも走らせることにしたのでそっちのドライバー募集からはじめて
懇意にしてもらっているメカニックさんにサポート依頼、フェイスブックを利用して友人の中からスタッフ集め、持参するもののリスト作り、レギュレーションを見ながらドライバーの割り振りやスタッフの仕事割りなどフェイスブック上にグループを作ってすすめました。 
ガレージでは休日を利用しての車両の整備など様々な準備を。
戦略面では綿密にピットインのタイミング等を決めたチャートを作ったりして、
もうレース前から走り終わった気がするぐらいでした。

迎えて当日。
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 午前中のウェット路面も決勝が始まるとすぐにドライになり、
2台とも順調に周回を重ねて無事完走。 35台ほどの参加車のほとんどがミニの中、
重いハンデを課せられたにもかかわらず35番は見事総合5位。
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73番はセイフティカーのあおりをくらって中盤に沈みましたが、ドライバー7人はもとより
メカニックさんやスタッフもみんなニコニコで両車を迎え入れました。
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マシントラブルが出たら申し訳ないなと思っていましたが、大きな問題もなく
ドライバーはみんな「乗りやすい」とほめてくれました。
スタッフの中にはレースを見ることもあまりなく、チームスタッフとしてピットに入るのは
初めてという人が何人かいましたが、口をそろえて「楽しかった~」と。
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来年は5時間耐久かも という話を表彰式で聞きましたが、この調子だと
また出ることになりそうですね。


う~ん、また仕事にならない・・・苦笑)
単独のレースとは違う楽しさがありますからやめられないかも。




余談
サーキットの行き帰りには積載車でレース車両を運ぶのですが、
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土曜日の夕方サーキットに向かう途中の米子自動車道で2台の積載のうち
私が運転していたのがなんとパンク。
「バーン」という凄い音でハンドルを取られました。

さいわい登りでしたし直前にタイヤから変な振動が出ていたので速度は低く、
すぐ目の前だったパーキングエリアまでゆっくり走行。
もう一台の積載に積んであった工具でスペアと交換して事なきを得ました。

「いや~、2台つるんでてよかったね。 Sさんがいてくれたから交換もできたし」
前夜の宴の話題ができたと笑いながらサーキット入りしてレースに臨みました。

さて、レースが終わって「楽しかったね、またやろうね。 じゃあ」と別れた帰路。

 











            「バーン」










米子道のトンネル出口でまさかの再パンク。 交換したスペアでした。
レスキューを呼んで、ダブルになっているリアから1輪を前に回してもらい
最寄りのインターで降りてゆっくりゆっくりと帰りました。

「禍福はあざなえる縄のごとし」と言いますが、アンハッピーな出来事とラッキーなことが
絡み合った印象深い3時間耐久レースでした。

私自身もすっかり「バーンアウト」 
気持ちも「バースト」してしぼんだ風船みたいになりました。 笑)

でもまた次の「イベント」が脳内地図を埋めつつあるのですけどね。

   

  by studio_argento | 2013-09-19 14:39 | ヒストリックカー

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