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日月

4月11日は以前からお話していた「ユーロクラシックカーミーティング」に参加してきました。
当日はあいにくの雨模様の上、風が強く寒い一日でしたが、幹事のlancistaさんの熱意で
沢山の車が集まり、テントの中でしたが楽しいひと時を過ごしました。

残念ながら私の#35ことジュリアスプリントは間に合わず、家内が1750ベルリーナでの参加となりました。
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で、体の空いていた私にガレージの大家さんでもあるStudio Rossoさんから指令が。
なんとフェラーリ330P4レプリカ、ノーブルP4を回送してくれと!!
いくら近くとはいえ、またレプリカとはいえそんな特殊でレアで大切な車を預かるのはお断りしたのですがどうしてもというWさんに押し切られた形で回送をしてきました。

ポジションの合わない固定されたシートの背に毛布を押し込んで運転したのですが、レーシングカーではないこともあって車自体には10分ほどで慣れました。

ただ、最後まで違和感というか凄いと感じたのはコクピットからの景色。
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これはリアバルクヘッド辺りからの写真です
半円形に切り取られたフロントウィンドウは思ったより閉塞感も無く、
また低く構えたボンネットはまったく見えないので直前の路面も意外とよく見得るように思えるのですが
その両脇にそそり立つ左右のフェンダー。
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この存在がこの車をこの車たらしめているといっても過言ではないような圧倒的な存在感です。
まるで逆台形の額縁から道路がこっちに飛び出してくるような感じです。
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それに、異常なまでに低い車高の上、ヒップポイントがこれまた低く、背中にアンコを入れてこの視線です。
もしなかったら空しか見えません。 汗)
60キロほどの速度で走りながら、この景色でユーノディエールを300キロ近い速度で走りぬけた
60年代後半のドライバーたちの腕と肝っ玉に敬服しました。
レプリカ車両、しかも雨の公道をゆっくりとではありましたがいろいろ思いを巡らせることが出来た
とても良い体験をさせてもらいました。
でも、来年は自分で運転していってくださいね、Wさん。

明けて翌日はまたガレージに籠って#35の作業。(月曜日は定休日なので)
エンジンはすでに載っていたのですが、遅く出かけたせいもあって、ミッションが結合したのがお昼前。
午後から最低限の補機類を取り付けて、夕方やっと火入れが出来ました。

特に異音も無くまわってくれています。  バンザーイ)
まだ油断はできませんが、あとは残りのパーツを取り付けて、いよいよ路上に復帰。
5月のレースに向けてナラシです。
問題は「人」のナラシのほうかな?  苦笑)

  by studio_argento | 2010-04-14 00:21 | ヒストリックカー

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