奈良に行ってきました その3
天気が良ければ歩いていってもいい距離ですが、あいにくの雨模様で車で移動しました。
駐車場から北にむかい、、まず休ヶ岡八幡宮に参拝して身を清めてからさらに歩くと
薬師寺の塔が見えてきます。
門を入ってこちらが西塔。
中央の金堂にある薬師三尊像を拝見し
ここの伽藍は東塔の意匠で統一されているとのことでしたので、見ることが出来なかった東塔もなんとなくイメージすることが出来ました。
金堂越しにみる西塔
薬師寺への道沿いに見た、西からの参道にある踏切。
梅の並木になっているようでしたからもう少ししたらきれいでしょうね。
山茶花の花が散ってきれいでした
その後、薬師寺の北半分を占める玄奘三蔵院伽藍のほうへ。
ここは今年は遷都1300年記念で中央の玄奘塔とその奥の大唐西域壁画殿が通年公開されています。
平山郁夫画伯が30年の月日をかけて描いた大唐西域図、それを目の当たりにできたことは今回最も嬉しかったことの一つでした。
20世紀の終わり、2000年12月31日の日付がすべての画に記されているのは、来る21世紀の平和を祈念した画伯の想いが込められているからだそうです。
そのあたりの想いをガイドの方に案内していただいてあらためて見る画はただの画ではない
入魂された「仏」としての存在感を強く感じるものでした。
奇しくも今日の新聞には、画伯が病床で最後まで書いておられた平城京の屏風絵の下絵が4月から奈良県立万葉文化館で公開されるとの記事がありました。
やはり今年はもう一度奈良に行かないといけないようですね。
二つの寺院で大きな感動を得た後は奈良ホテルへ。
昨年100周年を迎えた老舗ホテルは昨年訪れたときと同じように優しく迎えてくれました。
今回はシーズンオフということもあって念願の本館の部屋を取ることが出来ました。
もちろんスイートなど望むべくもなく、普通のダブルですが
日本に初めて輸入されたスタインウェイ社製のグランドピアノのあるメインダイニングで夕食をいただいて、家内と二人、のんびりとした時を過ごしました。
前回はバーでまったりしたのですが、今回は食前のシェリーが効いて早めに床につきました。
2日目の様子はまた次回。
もうちょっとお付き合いくださいね。
by studio_argento | 2010-02-21 21:43 | 日常