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Art,Architect & Landscape

ツーリングが終わった翌日からは、香川県の直島に行ってきました。

ずっといきたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、やっと実現しました。
ご存じの方もあるとは思いますが、ここはベネッセのメセナ事業として島の南部が現代アートで埋め尽くされています。
ベネッセ(旧福武書店)の現社長、福武總一郎氏が、先代の遺志を継いで作り上げたアートの島です。

岡山県の宇野港から旅客船に乗ってまずは本村港へ。
ここには古い民家を改築して作られた現代アート作家の「家プロジェクト」が点在する町です。
小さな町の中に7か所、それぞれに素晴らしい作品が点在しています。
初日の月曜日は休みだったため、場所や外観をチェックしておきました。

その後いよいよミュージアムとホテルが一体となったベネッセハウスへ。
今回はなかなか取れないミュージアム内の部屋、しかもオーバルという山頂にある部屋が取れたのでウキウキでした。 
ミュージアムから小さなモノレールに乗ってオーバルへ。
多島美の瀬戸内を一望する素晴らしいロケーションでした。

簡単なツアーでミュージアムを見たあとはビーチサイドのレストランでワインを飲みながら夕食、
そのあとまたじっくりと作品を鑑賞しました。夜のミュージアムというのもなかなか良い雰囲気でした。
レストランの外、突堤におかれた草間弥生の「南瓜」はやはり大人気で、ライトアップされた作品の周りには次々と人がやってきていました。


翌日はもう一つのお楽しみ、地中美術館へ。
ベネッセハウスもそうですが、ここは安藤忠雄氏の設計による建築です。
と言ってもそのほとんどが地中に埋まっていて、外からは外観を見ることはできません。
中に入って初めてその美術的ともいえる空間と、厳選された3人のアーチストの作品を味わえるのです。

私が特に気に入ったのがウォルター・デ・マリア(男性です)の作品。
自然光の入る大きな空間の中心にある球体とそれを取り巻くオブジェクト。
安藤忠雄氏の建築と真っ向から向き合った素晴らしい作品でした。(2回も見てしまいました)
前日に屋外彫刻の中にデ・マリアの作品を見て心ひかれていたので、それを再認識する形になりました。

さらにジェームズ・タレルの作品もすごかったですね。
「光を彫刻する作家」と呼ばれる彼の作品は、視覚のあいまいさ(見ているものの不確実さ)を感じさせるような、それでいてほっとするような不思議な作品です。
作品そのものの中に入り込んでする体験は他では得難いものでした。
これは家プロジェクトの中にある氏と安藤忠雄氏の合作「南寺」でも同じでしたね。

そしてモネの「睡蓮」の部屋。
見慣れた(というと失礼ですが)モネの睡蓮が置かれている部屋が素晴らしかったですね。
靴を脱いで入るというのも、部屋のマテリアルを保護するということ以上の意味を感じました。


午後は本村の町に戻って待望の家プロジェクトの鑑賞です。
宮島達男の「角屋」 
これはプロジェクトの中で一番見たかった。
以前オペラシティで氏の作品を見てからずっと気になっていたものです。
期待通りの、いやその制作過程を聞くとそれ以上の作品でした。

杉本博司の「護王神社」
写真は島根県立美術館でも見ることができますが、建築まで含んだ立体作品は初めて見ました。
ベネッセハウスのパーク棟にあった立体作品も良かったですね。

千住博の「石橋」
Watere fallesのシリーズはあまりに有名ですが、生で見たのは初めてだったので圧倒されました。
また、10月に公開されたという新しい作品も堪能できました。

須田悦弘の「碁会所」
中央の入口を隔てて二つに分かれた建物や庭に植えられた椿の木が木彫作品との間でさまざまな対比を生み出しています。

ジェームズ・タレルの「南寺」
安藤忠雄建築では珍しい木造建築のなかに氏の作品があります。
これは言葉にするのは難しい。 体験して感じてください。

今回は、大竹伸朗の「はいしゃ」と、公開している曜日では無かった内藤礼の「きんざ」を見そびれました。
でもこれは次回来るときの楽しみに取っておくことにして、宮之浦港から直島を後にしました。

現代美術、安藤忠雄の建築、そして直島や瀬戸内の風景、どれも素晴らしく必ずまた訪れようと思わせる場所でした。
写真も沢山撮ったのですが、思うに屋外彫刻もそうですが直島はすべてが作品としてあると感じました。
ですからあえてここにはアップしないことにしました。
少しでも興味のある方はぜひご自分で行って、体験してください。

行くだけの価値は必ずありますから。
(あ、そうするとますます部屋が取りにくくなっちゃうかも・・・苦笑)

  by studio_argento | 2009-11-17 22:31 | 日常 | Comments(4)

Commented by lancista at 2009-11-18 09:57
むむむっ!またも 先に行かれてしまいましたね(汗)
行こうと思いながらも島なので 高速1000円に意識が傾き
すっかり忘れておりました。
写真が無いのはズルイですよ(笑)
話だけの方が 妄想も掻き立てられるものだと 改めて発見でした。
Commented by studio_argento at 2009-11-18 12:56
lancistaさん
10年近くいきたいと思っていたので、嬉しかったです。
期待以上の良さでした。 ぜひどうぞ。
今もう一つの地中美術館も建築中だそうです。
これが出来たらまた行かなくちゃ。

webや本で写真は見ることはできますよ。
でも画像では本物の存在感は1%も伝えられないと思います。
その場に行ってその空間でその作品と対峙することが大事なのだと思います。
行くまでの間妄想してくださいね。  笑)
Commented by F105L at 2009-11-20 21:47 x
直島いいでしょ!!行ったのは随分前ですが、ホントよかたです。うちはホテルは高いのでテントに泊まりました。美術館も夜までやっていて素晴らしいですね。
Commented by studio_argento at 2009-11-20 21:54
F105Lさん
良かったです。 何度もプランニングしたんですがなかなかタイミングが合わなくて、やっと行けました。
テント(ゲル)は今はベネッセではなくて別のところが管理しているようですね。 でもそっちにも泊ってみたいなぁ。
今回、地中のナイトプログラムを見なかったので次回は是非にと思っています。

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