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ロンドンブルートパーズ

1カラットというのは宝石の場合重さを表す単位です。

他にもゴールドの純度を表す時に使ったりします。
18Kとか14Kとかいう時のKもカラットですがこちらはまた違う単位です。

宝石の1カラットは0.2g。
ダイヤモンドも1カラットあるとかなり大きいですが、(直径6.5mmぐらい)
それでも0.2gしかありません。
鉱物によって比重も違いますから変わってきますけれど。

とはいえ50カラット近い宝石というのはかなり巨大なものです。
そんな大きな宝石を持ち込みされたお客様に18Kゴールドのペンダントトップを制作しました。
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とても大きなロンドンブルートパーズです。

カットも面白いので、石の存在感を際立たせるためにあえて周りの装飾は控えめに。
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地金をたくさん使うと費用もかかりますのでご予算を考えながらデザインを練りました。

お手持ちのオメガチェーンを使って、胸元にうまく落ち着くように裏側も工夫して。
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出来上がり写真を撮り忘れちゃいました・・汗)

おかげさまで喜んでいただけました。


ただひとつ心残りが。
当初の見積額より少し安く出来上がってしまったのです。
地金の価格は1gでも数千円違いますのでなかなか厳密な見積りは難しいのですが
今回は使う地金の量を多く見積もりすぎました。
予算額であればもうすこしデザインの可能性があったのですが・・・

あ、もちろん最終的なお値段も安くなっていますので
お客様にご迷惑をかけるようなことはなかったと思うのですけれど。
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  by studio_argento | 2016-04-14 14:07 | ジュエリー | Comments(0)

Fancy intense yellow diamond

ダイヤモンドの鑑定基準の一つに「color」色があります。
完全に無色透明なものを「D」(ダイヤモンドの頭文字から)としてZまで。
進むにしたがって含まれる窒素などの成分により黄色味を帯びてきます。

このカラーグレードから外れた黄色の濃いものはファンシーカラーと呼ばれます。
(色が薄くてもピンクやブルーなどの場合はまた別です)

そしてファンシーカラーよりさらに一段濃いものを「ファンシーインテンス」と呼びます

このリングの中央におかれた石は
そのファンシーインテンスカラーのダイヤモンド(0.17カラット)です。
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トパーズのような色合いですがダイヤモンドの屈折率の高さからその輝きは別格ですね。
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上質なメレダイヤを両脇に配置し、全体の輝きを高め、イエローダイヤの存在感も引き立てています。リング全体はシンプルなデザインですが中央の石座(ダイヤの台座)は別パーツで作ってあり、一手間かかっています。
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両脇のメレダイヤの数は22ピース。
お客様にとって意味のある数字でした。
よい記念となったと思います。

カラーダイヤも様々です。
天然のものもあれば人工的に発色させたものもあります。
ご予算にあったものをお選びいただけますのでダイヤモンドならではの輝きを
綺麗な色で楽しまれてはいかがでしょうか。
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  by studio_argento | 2016-03-24 13:43 | ジュエリー | Comments(0)

ツール

当店は商業地域でもない、表通りからも少し入った住宅地にあり
同じ市内の方でもわかりにくい場所にあります。
それでもウェブで検索していただいたりして、ナビを頼りにご来店いただく方もいらして
スマートフォンやタブレット、カーナビなどのおかげでこんな店でもたどり着ける(笑)
便利な世の中になってありがたいものです。

先日初めてお越しいただいた若い男性のお客さまも検索に引っ掛かったとのことで
恋人にプレゼントするためにピアスを探しに来られました。

「あいにく当店はほとんどがオーダーメイドなので店頭在庫はルース(宝石の裸石)ぐらいしか
ございませんが、もし日にちに余裕があるようでしたらお創りできます。」

とご説明差し上げ、オーダーメイドの概要をお話ししました。
幸いなことに時間には余裕があり、またプレゼントするものとして1点ものというのはとても
魅力的だと言ってくださってオーダーしていただくことになりました。
デザインをご相談している当初は「なんだか雲をつかむような話だ」というような
お顔をしておられました。
おそらくジュエリーをオーダーされるのは初めてだったと思いますので仕方ありませんね。
せっかくですからお二人を象徴するようなモチーフをカタチにされたらいかがですかとご提案して
いろいろと訊いているうちにあるお話が出てきました。
それをもとに制作したのがこちら。



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大切なデートの想い出があるというイベントにちなんで「下駄」のピアスです。
ご希望いただいたブルートパーズを使って。
女性用の下駄の形に合わせてオーバルカット(楕円形)の石を選択して
デザインの連続性を出しています。
ぶら下がりタイプですので各部にリンクを設けてよく動くようにしてあります。
涼しげなブルートパーズの輝きが耳元できらめきますね。

下駄の部分は各パーツを手作りしてハナオをロウ付け。
表面にはそれぞれのイニシャルを刻印してあります
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変色を防止するためにロジウムメッキ仕上げ。
温泉にも安心して行けます 笑)

遠距離恋愛というお二人は、プレゼント当日に降った雪のせいでその日は会えず
もしかしたらまだご本人の手には渡っていないかもしれません。
聞いた話では写真はご覧いただいたようですし
ご本人の許可をいただきましたのでブログにはアップします。 
こちらをご覧いただいて想いをはせていただければと思います。
気持ちのこもったプレゼント、よかったですね。


ところで今回、デザインの打ち合わせ中にお相手のイメージを聞いたところ
おもむろにタブレット端末を取りだされて中に入っていた写真を見せてくださいました。
いつも工房のPCで用を済ませている私には新鮮でしたが、おかげさまで
ご本人のイメージを感じながら制作を進めることができて楽しかったですね。
(とてもかわいらしい女性でしたのでよけいに。 笑)
これも新しいツールのおかげということでしょうか。
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  by studio_argento | 2014-02-20 14:14 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

リスペクト

グランサンク(Les Grand Cinq)

これはパリのヴァンドーム広場周辺にある宝飾店の老舗5店をさす呼び名です。
メレリオ・ディ・メレー                                        
ショーメ                                                    
モーブッサン                                              
ブシュロン                                                 
ヴァン クリーフ&アーペルがその5店。

もっとも今ではそのうち4社は創業者一族が経営から離れてしまっているので
そう呼ばれることもなくなってきているようです。
少し寂しい話ですね。
(ちなみに私も尊敬するブランド、カルティエは以前この組合にいたそうですが、
独立独歩の気風があるらしく、途中で辞したそうです。)
 



さて話は変わって。
昨年オーダーいただいて制作したネックレスをご紹介しましょう。

オーダーいただいたT様は以前もご紹介した、かなりこだわりのあるお客様。
日頃から雑誌やウェブにアンテナを張り巡らせて
自分の好きなジュエリーのデザインを脳内ストックしておられます。

そんなT様が好みのデザインとしてピックアップされるものの多くが
グランサンクの中で一番若い(といっても100年以上ですが)ブランドのもの。


今回はその中でも普通店頭ではなかなか見ることができない
いわゆる「ハイジュエリー」のデザインをご希望としてお持ちになりました。

もちろんそのままコピーするわけにもいきませんし、技術的にも私には無理でしょう。
何せ世界トップクラスのジュエラーの工房の精鋭が何カ月もかけてつくるものですからね。
またご予算の制約もあります。

ご希望を訊きながら私なりにデザインをアレンジ、素材もご希望のゴールドに変更。
シルバーでデザイン検討用のスタディモデルも作り、
出来上がりのイメージを確認していただきながら作業を進めました。

持ち込みのメレダイヤを使ったり表面加工に工夫をしたりして
私なりにオリジナルへのリスペクトを表わしたものを創らせていただきました。







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オリジナルは当然プラチナ製。花のモチーフや首に廻る部分などすべてのパーツにダイヤモンドが留められています。 
価格も「ふえわわ」(謎笑)くらいとのこと。



苦労のかいがあって「ほぼ」満足していただけました。
一点気になると言われた部分はしばらく使ってみていただいて
「どうしても」ということであれば手直ししましょうということになりましたが
その後「気にならなくなった」とのご連絡。 
安心しました。

T様はさっそく職場にもつけて行かれたそうです。
職場の方は驚かれたかもしれませんね。

無事に納品も終えお話をしていると、おもむろに1枚の切り抜きを出されたT様。
そこにはまたしてもハイジュエリーの写真。
次の作品のデザインベースはそれになりそうです。
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  by studio_argento | 2014-01-18 14:05 | ジュエリー | Comments(1)

受け継がれるための

昨秋にオーダーをいただいて年末にお納めしたネックレス&ピアス
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いずれはネックレス&ピアスもお嬢様に譲りたいとのことでしたので
意味のあるデザインとなりました。


追加オーダーいただいたペンダントはまだ小さなお嬢様へ。
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親子で出席されたご親戚の結婚式がお披露目となったそうです。

ご自宅に納品に伺ったのですが、ご自分のペンダントを見たときのお嬢様の喜びようときたら。
どんなに小さくてもやはり女性ですね。 笑)
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  by studio_argento | 2013-02-19 13:51 | ジュエリー | Comments(2)

小さな光

昨年制作したものから。

星や粉雪など、空気の澄んだこの時季ならではの小さな輝きをイメージしたピアスです。
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プラチナ900製
ダイヤモンドは0・2カラット台のものを2ピース

耳元で揺れる小さな輝きは凛とした美しさがありますね。
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  by studio_argento | 2013-01-09 13:56 | ジュエリー | Comments(0)

いい夫婦

少し前の話ですが、11月22日は「いい夫婦の日」だったそうですね。
むかしはあまり聞かなかったと思い調べてみたところ
1988年に提唱されたそうですから23年前からということになります。
一般的になったのはここ数年といった気もするのですけれど
実はずいぶん前からあったんですね。

さて、10月末にご来店いただいたお客様のご依頼。
手持ちのリングから取り外したエメラルドとダイヤモンドを使ってタイピンを作ってほしいとのこと。
デザインはお任せとのことでしたので、シンプル&シックに、でもダイヤの輝きが映えるように
考えて作ってみました。
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プラチナでの製作でしたのであまり重くならないように薄目の板を使い、なおかつ強度が保てるようにボックス状に。
中を艶消しで仕上げてそこにバゲットカット(長方形)とスクエアカット(正方形)のダイヤを
端のエメラルドからの並びにリズム感を持たせて配置しました。
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納品の期限は11月22日。
この日が22回目の結婚記念日なのだそう。
2回目の「いい夫婦の日」に式を挙げたおふたり、当時そのことをご存じだったかどうかは聞きそびれましたがタイピンを作りながら、きっとそのとおりのご夫婦なのだろうなと感じました。

ちなみに今回のダイヤモンドは、以前お嬢様の婚約指輪制作のためにお母様のリングから取り外した宝石の残りでした。
自分の大切なリングから宝石をはずして娘に、そして夫にプレゼントをつくる、優しく素敵な女性ですね。 
「いい夫婦の日」に「いい家族の絆」を見せていただいたような気がする、そんな仕事でした。
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  by studio_argento | 2011-12-03 17:16 | ジュエリー | Comments(0)

タイチェーン

いもので年が明けてからもう1週間たってしまいました。
正月休み明けにすぐこの週末の3連休と、いまだ正月気分の人も多いかもしれませんね。

私は年末からの大雪で年越し&正月気分も吹っ飛んでしまいましたし、
4日から始めた仕事もいきなり雪かきから始まったせいかなんだか今一つ乗り切れない感じです。
早く元のペースに戻して、今年もみなさんに喜んでいただけるモノ作りに励みたいと思います。

さて、年末の記事に書いていた「マニアックな」納品をご紹介しておきましょう。

タイチェーンというアクセサリーをご存知でしょうか?
男性がネクタイをするときに、タイピンを使いますよね。
一般的には、ワニグチと呼ばれるネクタイを挟むタイプや針でネクタイを刺すピンタイプが
使われますが、タイチェーンというのはそれらと違ってネクタイ生地を傷めない、
そしてちょっとエレガントなネクタイを留めるためのアクセサリーです。

構造的には「ヤジロベエ」と呼ばれる長いΩ型の金具
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の両端を10センチ程度のチェーンで結んだものです。
Ω型の中央をシャツのボタンにひっかけ、チェーンにネクタイをくぐらせます。
数本のチェーンを使ったり、ペンダントトップのようなパーツをつけたりしてネクタイを抑えます。

さて、今回製作したタイチェーンは1.32カラットのティアドロップ型のアクアマリンを使ったもので、デザインは依頼主にお任せいただきました。
アクアマリンの透明な水色、そして水滴を想わせるその形を見ていたら
以前その方のために作ったオブジェを思い出しました。
土佐錦。 
成長するにつれて巻き込んでいく尾びれが美しい金魚です。
ご依頼主はこの土佐錦がお好きで、このときのオブジェも大切に飾ってくださっているそう。
こんなに好きなものならきっとそのモチーフを身につけることができたらきっと嬉しいだろうと思い
アクアマリンをチェーンから下げるバチカン部分を土佐錦の形にしてみました。
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年末にお納めしたときに、「仕事始めにはこれをつけて」を嬉しそうにおっしゃっていました。
きっと新鮮でハリのある仕事始めになったでしょうね。

私も仕事始めとして年明け早々からブライダルリングの製作がいくつかありますし、
じっくり構えないといけない難しいオーダーもあります。(ありがたいことですね)
お客様の笑顔をエネルギーに、頑張ることにしましょう。






ところで、明日10日は成人の日。 いわゆるハッピーマンデーで定休日と重なります。
年明けしてから初めてガレージに行こうと思います。 こっちも仕事始め。
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お休みで時間のある人は覘いてみてください。
といってもまた雪が降りそうですが。
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  by studio_argento | 2011-01-09 16:11 | ジュエリー | Comments(4)

ちょっと嬉しい再製作

1999年というともう11年も前ですね。
その年に結婚指輪を作らせていただいたお客様からお電話をいただきました。

奥様のリングが見当たらなくなったとのこと。
お仕事の関係で外す機会が多く、気づいたらどこに行ったかわからなくなってしまったそうです。

プラチナとピンクゴールドのコンビのリングは、内側の刻印をお二人で打った思い出深いもの。
奥様は再製作を希望されました。

当時の記録とご主人のリングを参考に、コンビの地金を用意しました。
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当時は奥様のリングにはご主人が刻印を打たれたのですが、今回は奥様が刻印を打たれました。
刻印が打たれた地金をリングに加工。
ご主人のものと同じデザインで製作しました。
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この際ご主人のリングも磨きなおしてリフレッシュしましょうかと提案したのですが
ご主人は今のままでいいとのこと。
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きれいに磨きあがった奥様のリングとギャップがありますが、それはそれで二人にとっては良いのかもしれませんね。

刻印を打ちながら奥様がおっしゃった言葉がとても印象的でした。
「ここで作ったものでなかったらもう諦めていたと思う」と。
私が製作のお手伝いをしたリングが、二人にとってやはり特別なものになっていたのですね。

あらためて自分の仕事の喜びを感じることができました。
また作り出すモノの意味の重さに襟を正すような思いでもありました。

指輪を無くした奥様には気の毒でしたけれど・・・
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  by studio_argento | 2010-12-16 13:04 | ブライダル | Comments(2)

同じモチーフでも

先日ご紹介したお母さんへのプレゼントリングのように
四つ葉の形をモチーフにしたジュエリーをご紹介します。

今回はリングとピアスのセットです。
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クレイフラワーの先生をしておられるお客様に、手元が華やかに見えるようにとご依頼いただきました。
外形は四つ葉の形ですが、こちらのほうは表面をフラットに仕上げ、5種類のカラーストーンを留めました。
その周りは「ミル打ち」という粟粒状の仕上げで華やかさを演出。
リングに対して少し斜めにセットしました。
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使った石は中央がアクアマリン、上から時計回りにインペリアルトパーズ、アメジスト、ピンクサファイア、ペリドットです。

ピアスのほうはお客様の誕生石でもあるアクアマリンを留めて、ミル打ちのパターンをリングと反転してあります。
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ピアスキャッチも耳に優しいシリコンゴムタイプの厚手のものを用意しました。
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同じ四つ葉でも先日のリングとはまた違った雰囲気のものが出来上がりました。
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テーマが同じでも様々なデザインの可能性がありますね。
日頃からモノを見るときに意識するようにしてはいるのですが、
私には無いものをいお客様からいただくこともよくあります。
デザインというのはほんとうに無限の広がりを持つ世界ですね。
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  by studio_argento | 2010-04-21 14:52 | ジュエリー | Comments(0)

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