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小さな光

昨年制作したものから。

星や粉雪など、空気の澄んだこの時季ならではの小さな輝きをイメージしたピアスです。
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プラチナ900製
ダイヤモンドは0・2カラット台のものを2ピース

耳元で揺れる小さな輝きは凛とした美しさがありますね。
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  by studio_argento | 2013-01-09 13:56 | ジュエリー | Comments(0)

Time Flies

早いもので気がつけば今年もあと10日余り。
年々時の過ぎゆく速さが加速しているような感じがするのですが、
今年はことさら早かったような気がします。 

今日ご紹介するのは結婚10周年を記念したリングが2種類。
2点をオーダー下さった方たちも、きっとこの10年があっという間だったことでしょうね。

まずはこちら
ご主人の好きなイタリア車を、お子様も含めたご家族で楽しんでらっしゃる素敵なご家族。
そのご主人が結婚10年を記念して、と奥様のためにオーダーしてくださって
私がデザインのご提案をして作ったリングです。
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何も言わなくてもここをご覧の皆さんにはすぐ判りますよね。
ご主人の愛車のひとつ、アルファロメオのマークにある大蛇のモチーフをリングに仕立てました。
冠の部分はリングから出っ張る形に。大蛇にのまれる人のデザインをアメジストで表現。

10周年ということでひとひねり。 
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アメジストを「ゼロ」に見立てて、その左に「1」を表わし、10周年を祝うものに。
表面に出っ張りのない形にしましたので普段使いしやすいものになっています。

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内側には結婚10年を祝う言葉を刻印。 お約束の四つ葉も入っています。




次はこちら。
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ギリシャ数字で10を表わすⅩを、2本のリングにまたがる形に表現しました。
周囲は艶消し仕上げで、端に留めたダイヤの輝きを引き立てています。
内側にはそれぞれの生まれ月の星座のマークをレーザー彫刻f0179073_13484722.jpgf0179073_1349110.jpg
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2人のイニシャルをその両脇に配置しています。



このリングはご主人のお母様が使わなくなったジュエリーをばらして
プラチナ地金とダイヤモンドを再利用したものです。f0179073_13493679.jpgf0179073_13494766.jpg
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結果、使用した地金は再利用分で賄うことができました。

さらに大粒のダイヤモンドがありましたので、それはペンダントトップにリフォーム。
こちらも地金は再利用分で賄えました。
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それでもプラチナが残りましたので、それは下取りという形で制作費のほうから差し引き。
お支払いいただく金額はかなり抑えることが可能になりました。
(余った粒ダイヤはお返ししました)
デザインの相談の段階からお母様にもご来店いただき、リフォームの過程を見ていただけましたのでお二人だけでなく、お母様にも喜んでいただけた様子でした。



どちらのリングも伴侶や家族を想う気持ちが表れた、気持ち良い仕事でしたね。
これから先の10年も仲良くお過ごしください。
きっと今までの10年よりずっと早く過ぎて行くでしょうから。 


私も明後日はまたひとつ歳を取ることになります。 
もう何歳かなんて考えたくないような歳になります。 笑)  
でも「今日という日は自分の人生の中で一番若い瞬間」です。
日々あっという間に過ぎ去ってしまいますが、一人でも多く幸せな笑顔を見られるよう、
まだまだ若輩者として努力しないといけないですね。
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  by studio_argento | 2012-12-19 14:00 | ジュエリー | Comments(2)

エタニティ

エタニティリングと呼ばれる指輪があります。
おもにブライダルリングに見られるものですが、
指輪の表面にダイヤモンドがぐるりと一周留められているものです。
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                                   画像はWebで拾ってきたものです

始めも終わりもない、その留め方が永遠を思わせるということから
その名がついたのだと思います。

一般的に店頭に並んでいる既成品は、一度金属で原型を作り、
それをもとにゴム型などを製作して複製しているものがほとんどです。
各サイズを製作しておいて、お客様の指に合うものを探すのが普通ですね。
手のひら側にはダイヤを留めずにサイズ直しに対応しているものもあるようです。

しかし、オーダーメイドでこれを作るには、指のサイズから指輪の外周を計算して
そこに隙間なく留められるサイズのダイヤモンドを選択、それを留める「座」の部分を
一周作りこまなければならないので制作はなかなかに大変な作業になります。
また、その形状から完成後のサイズ直しができないので
サイズ計測にはかなりの神経を使います。

その分、出来上がりのフィット感は他にないものになりますね。
(普段使いという観点からはあまりおすすめしないのですが 笑)

でも、ダイヤモンドを並べたものだけがエタニティリングというわけではないのでは?
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このリングは奥様がお持ちだった立て爪のリングをリフォームしたものです。
かなり大ぶりなダイヤモンドでしたから立て爪の部分の高さも相当あり
おそらく特別なお出かけの時ぐらいにしか使えなかったと思います。

今回、爪が引っ掛からないようにというご希望と、お好みのデザインの画像をいただいて
基本的な形はすぐに決まりました。

そこにご主人のご希望で「四つ葉」のデザインを入れることになりました。
思いついたのが「エタニティ」。 つまり四つ葉をぐるりと一周表面に刻み込むことです。
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平面でしたらレーザー加工で彫ることもできるのですが、リングの表面がかまぼこ型に
出っ張っているので難しそうです。

結局刻印を特注してひとつずつ手打ちすることに。
といってもきれいに割りつけることも含めて曲面への刻印は相当難しい。 
かなり苦労して一周8個の四つ葉を刻印しました。

生えている茎の向きは4方向すべての向きで2セット。
ぐるりと取り巻いた、様々な向きの四つ葉が「エタニティ」とか「ユニバーサル」といった言葉を
連想させるリングになりましたね。

あ、ここをご覧のほとんどの方はもうおわかりでしょうが、ご主人は生粋のアルファロメオ好き。 
昔からアルファロメオのフェンダーに貼られてきた幸運のシンボル、そこからのモチーフです。
奥様への愛とアルファロメオへの情熱が宇宙に満ちて永遠に続きますように。





ウチの工房では四つ葉のモチーフの作品のオーダーが多いんですよね。
なんでかな? 笑)
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  by studio_argento | 2012-09-15 15:44 | ジュエリー | Comments(0)

T様

T様は私の車関係の友人からのご紹介で来店くださいました。
もうお付き合いさせていただいて何年になるでしょうか・・。

一般的にオーダー希望のお客様でもこんなものを作ってほしいと具体的におっしゃる方は
ほとんどいません。 いろいろとお話ししながらイメージを具現化していくのが普通です。
そのプロセスも含めて「デザインすること」であると考えて制作させていただいています。 
またそのプロセスが出来上がったジュエリーに愛着を持つひとつの要素にもなると
思っています。

しかしT様はジュエリーにはひとかどならぬ想いがあり、自分の欲しいもののイメージを
しっかり持っている、そんな少し珍しいタイプのお客様でした。

ですからT様のオーダー場合は一般的な場合と逆に、
お客様の方から提案をいただいてそれに私が合わせていくというプロセスとなりました。

もちろんいくらジュエリーが好きといっても制作サイドの見方まではご存知ありません。
制作にあたり技術上のいろいろな問題をクリアしなければいけません。
特性を見極めた素材の選択や表現に適した技法も選ぶ必要があります。
場合によってはご希望の表現ができないこともあります。
そこをうまくクリアしていく方法も考えなくてはなりません。
ご予算との兼ね合いもあります。

当初はそのあたりのご説明が上手くできずにちょっとギクシャクしてしまいました。
また、制作費に関しても、比重の重い貴金属の出来上がりの地金の重さを推測するのが難しく、
さらに相場が変動するために一般的な見積書のような正確なものを出すのは困難で、
職務上そういった見積りに慣れておられるT様にはかなりストレスになったようです。

それでも「良いモノを作りたい」との想いはお互いに強いものでしたので
なんとか最初の1点を作ることができ、ありがたいことにそれは気に入っていただけました。

その後、年に1~2個のペースでオーダーをいただけるようになりました。
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                                   これは何番目のオーダーだったかな?








そしてこの春(本当は冬の間に出来上がるはずだったのですが)
お納めしたペンダントトップがこれです。
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ピンクゴールドのフレームに様々な形のアメジストを埋め込み、
縁となる部分とチェーンの通るバチカン部分にはタンザナイトが留められています。

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アメジストの周囲は黒い塗装仕上げ。 全体を引き締めています。
深い紫の花弁をもつビオラのような、ちょっとなまめかしいジュエリーとなりました。 
私自身もとても気に入っています。

制作初期の段階から何度もメールのやり取りでデザインの向きや塗装の範囲などを細かく
打ち合わせをし、必要があれば隣町からご来店いただいて満足いくまで検討していただいて
制作しました。
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                                   制作途中のワックスモデル


このような打ち合わせを続けていると、お互いを分かり合える部分が出てきて
言いたいことやイメージが伝わりやすくなってくるように思います。
自分の作品づくりとは違った醍醐味ですね。

T様が提案されるデザインはいつもハードルが高いのですが、
私ひとりではなくお客様と共に越えていくと思えば立ち向かうエネルギーも倍増しますね。

実はもう次のプランはいただいています。
やっぱりこれもとてもハードルが高いんですよね、嬉しいことに
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  by studio_argento | 2012-07-31 18:25 | ジュエリー | Comments(2)

サプライズ その後

非常にドラマチックで感慨深い仕事をさせていただいてから約9か月。
お客様から連絡をいただきました。
そう、今度は結婚指輪のご依頼です。

エンゲージリングのデザインに合っていて、重ねづけできるものというのが一番のご希望。
 
いくつかご提案したデザインの中から選んでいただき制作することになったのですが
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メールでやり取りをしていて、どうもお客様のレスポンスが妙です。

どうやら前回と同様ウェディングリングのほうも新婦に内緒で進めている様子です。
ということはエンゲージリングを拝見してそれに合ったデザインで制作するのは無理です。

そこで役に立ったのがワックスモデル。
エンゲージリングの制作時に、立体的な構成を見ていただくために作ったいわゆる
「スタディモデル」です。   完成後もきちんと保管しておいたので役立ちました。
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彫金用ワックスを削って形作り、塗装して出来上がりの雰囲気を見ます。
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1年前はこれを見ながらプラチナで作っていきました。
ですから、出来上がりはほぼこのモデルの形になっています。
今回はこれに合わせてワックスモデルを制作。
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デザインの確認をしていただいてからプラチナで制作しました。
  



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エンゲージリングのカーブに倣った曲線で、デザインとしてはちょうどリボンをひとひねりして
メビウスの輪を作ったような感じ。
2人の間にも表裏がないってことでしょうか。 笑)
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新婦のリングには上質なメレダイヤを選んで、エンゲージリングと呼応する位置に
14ピース留めてあります。

同じデザインで、新郎のリングは少しボリュームを持たせたもの。
ご提案した時に「有名カロッツェリアのラインみたいですね」と
うれしい褒め言葉をいただきました。
そこで気を良くして、内緒で新郎のリングの内側にもメレダイヤを2ピース留めておきました。
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挙式は2月14日。 そう、新郎のリングに2ピース、新婦には14ピース。
ダイヤの数で結婚記念日を表現しておいたのです。
私からのサプライズとなったでしょうか? 

式の数日前、お住まいの関西までリングを持参。
紹介してくれた友人も同席して、食事をしながら納品させていただきました。
予想通り、その席には新婦の姿は無し。
「やっぱりサプライズなんですね」 
「うすうすはわかってるみたいですけどね。 でもこれならきっと喜んでくれます」

本当はその喜んでいただいている顔を見たかったんですけどねえ。 笑)
でもそれは新郎の特権ですよね。

後日しっかりと仲睦まじい2人の写真をメールでいただいたので良しとしましょうか。
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  by studio_argento | 2012-03-09 14:33 | ブライダル | Comments(0)

加工硬化

塑性という言葉はあまり耳なじみがないかもしれませんね。
外部から力を加えたときに物質が変形し、その変形が力を取り除いた後も
永久ひずみとして物質に残るような性質のことを言います。
粘土に指を押し付けたときのような感じです。

ジュエリーに使われる金属はこの塑性を利用して加工、形作られていきます。
工業的に言うと、鍛造、圧延、転造、プレス、曲げ加工などといったところでしょうか。

そういった塑性加工を金属に対して行うと、金属の結晶の境界にすべり面が生じ、
その抵抗が大きくなってまた次のすべり面を生じるという動きが起きます。
その結果全体の抵抗が増して材料が硬くなります。
これを「加工硬化」といいます。
針金を一点で何度も曲げていると硬くなって折れますよね。 あれがそうです。

ジュエリーの制作時も、地金が硬くなって作業しにくくなることがあります。
そういう時には地金を加熱し、再結晶させることですべり面を減少させてまた柔らかくします。
これを「焼きなまし」といいます。

しかし、なまったままでジュエリーを仕上げてしまうと、塑性変形をおこしやすくなります。
つまり傷がついたり変形したりしやすくなるのですね。
そこで加工時にはある程度加工硬化した状態で仕上がるよう
焼きなましのタイミングを考えます。
また、地金表面を固い金属棒で擦ることにより、表面の硬度を上げたりします。


そうはいっても、限界を超えた力が加わると変形はしてしまうものです。
特にプラチナ合金は金合金ほどには「弾性」がないので長年指にはめていたリングが
指の形になじんでしまったりすることもあります。

一時的に大きな力が加わって変形すると、
変形量が少なければ元の形に戻すこともできますが、
あまりに大きな変形量で、留めていた宝石が外れてしまったりするとそれも難しくなります。

そういう場合には宝石を取り外して地金部分を再制作することで
ジュエリーを蘇らせることもできます。
このリングも大きく変形してしまったものからダイヤモンドを取り外して作り直したものです。
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ある程度「加工硬化」はさせてありますし、リング部分の厚さも取っておきましたので
今度は簡単には変形しないと思うのですが。


デザインと強度のバランスは難しいところです。
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  by studio_argento | 2012-02-17 18:33 | ジュエリー | Comments(4)

ハートシェイプ

宝石というのは基本的に天然の鉱物ですから、産出されたときの形は様々です。
それぞれ特徴的な結晶構造を見せることが多いのですが、
そのままの形ではその大きさも含めジュエリーとしては使いにくいものです。
そこでその原石を研磨して形を整えて使うことになります。
この工程をカッティングといいます。

カッティングはかなり昔から宝石に施されてきたものですが、その技術は日々進歩しています。
ダイヤモンドに関して言えば、ローズカットと呼ばれる古いものから、現在でもよくつかわれているラウンドブリリアントカットへと進化。 今ではその精度も非常に高くなり、宝石鑑定書には
カットのクオリティを示す別項目も作られたりしています。
(ハート&キューピットなどと呼ばれています)

また、形状も正面(上)から見て円形のラウンドカットのほかに楕円形のオーバルカット、
四角形のスクエアカット、長方形のバゲットカット、船型のマーキーズカット、
涙型のティアドロップカットなどスタンダードなものでもかなりの種類があります。

それ以外にも自由な発想でカッティングをする人たちもいてドイツの
イーダオーバーシュタインなどにはそうしたアーティスティックな作家さんもいるようです。

さて、今回ご紹介するのは、これもスタンダードなカッティングのひとつ、
ハートシェイプの石を使ったリフォームです。

ご結婚が近いという新郎から、そのお母様から託された
ルビー(と思われる宝石)のリングのリフォームを承りました。

デザインは出来るだけシンプルに。 ちょっとクラシカルな雰囲気でとご希望でしたので
古いリングから宝石をすべて取り外して
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このような形で仕上げました。
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リング部分の断面形を四角形に作り、古いリングから取り外したメレダイヤを再利用して
両脇に並べて留めました。

甘いモチーフとして定番のハート型ではありますが、やはりリング部のデザインによっては
若い女性には向かないものもあります。
リフォームすることでまた新たな価値が生まれますね。

新婦となる女性には内緒で制作したこのリング、
彼の想いも込められた素敵なプレゼントになりました。
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  by studio_argento | 2012-01-27 13:45 | ジュエリー | Comments(0)

いい夫婦

少し前の話ですが、11月22日は「いい夫婦の日」だったそうですね。
むかしはあまり聞かなかったと思い調べてみたところ
1988年に提唱されたそうですから23年前からということになります。
一般的になったのはここ数年といった気もするのですけれど
実はずいぶん前からあったんですね。

さて、10月末にご来店いただいたお客様のご依頼。
手持ちのリングから取り外したエメラルドとダイヤモンドを使ってタイピンを作ってほしいとのこと。
デザインはお任せとのことでしたので、シンプル&シックに、でもダイヤの輝きが映えるように
考えて作ってみました。
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プラチナでの製作でしたのであまり重くならないように薄目の板を使い、なおかつ強度が保てるようにボックス状に。
中を艶消しで仕上げてそこにバゲットカット(長方形)とスクエアカット(正方形)のダイヤを
端のエメラルドからの並びにリズム感を持たせて配置しました。
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納品の期限は11月22日。
この日が22回目の結婚記念日なのだそう。
2回目の「いい夫婦の日」に式を挙げたおふたり、当時そのことをご存じだったかどうかは聞きそびれましたがタイピンを作りながら、きっとそのとおりのご夫婦なのだろうなと感じました。

ちなみに今回のダイヤモンドは、以前お嬢様の婚約指輪制作のためにお母様のリングから取り外した宝石の残りでした。
自分の大切なリングから宝石をはずして娘に、そして夫にプレゼントをつくる、優しく素敵な女性ですね。 
「いい夫婦の日」に「いい家族の絆」を見せていただいたような気がする、そんな仕事でした。
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  by studio_argento | 2011-12-03 17:16 | ジュエリー | Comments(0)

水の流れ

大分県竹田市に白水溜池堰堤(白水ダム)というダムがあります。
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日本で一番美しいダムともいわれ、CMでも使われたことがあるそうです。
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1年前にご来店いただいたご夫婦。
今年迎える結婚20周年の記念リングの制作依頼でのご来店だったのですが、
そのデザインモチーフとして希望されたのがこのダムを流れる水でした。

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水の流れに地球上を巡る水の循環をイメージして人生に重ね合わせ、
また計算して配置された敷石の上をはじけるように流れる水の景色に
人工物(人間)と自然との「協調」を感じてのご希望でした。



途中、春にはお嬢様の進学祝いのジュエリー制作などをさせていただきながら
時間をかけてじっくりとデザインを練っていき、そうしてこの夏に出来上がったのが


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2本を重ねて水の流れを表現しています。

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一周ぐるりと施されたデザインは水の循環を思わせます。




ご夫婦で同じサイズだったのでまず一周を同じ数で分割。
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それぞれの上下に曲線部分を付けて流れをイメージ。
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境界部に段差を付けて立体的に表現。
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さらに上下で段差を入れ替えて面にねじれを付け、
敷石に跳ねあげられてまた下に潜り込んでいく水の動きを表現してみました。

重ねた2本をずらすことによって流れの表情に変化が現れます。
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内側には葉の上にダイヤを乗せた四つ葉のデザインと
「いつも一緒に」との思いを込めたご主人からのメッセージを。
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アニバーサリーイヤーのうちにお納めできました。

「いそぎませんから」と言っていただいてはいましたが、
1年もお待たせしてしまって恐縮です。

今回のデザインは難しくて、なかなか「これ」といったものが出てこなかったのですが
最終的にはお客様からも「希望通りのものになりました」とお褒めいただき、
また私も満足のいくものが出来上がりました。
努力が報われましたね。
 
またひとつ嬉しい想い出を、そして次への力をいただいた仕事でした。
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  by studio_argento | 2011-09-06 12:25 | ジュエリー | Comments(4)

べゼル

また2輪ネタかと思った人もいませんか?
「ベゼル」です。 「べベル」じゃないですよ。 笑)

ベゼルと聞いて普通思い浮かべるのはコレでしょうね。(時計好きだけかな?)
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あるものを取り巻くバンド状のものの呼称のようです。



日本語で言うと「覆輪」。
甲冑や刀剣の縁を包んで傷みを防止するための金属の帯です。
彫りなどの装飾がされていることが多いですね。
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鉄地銀覆輪菊図鐔

他にも着物の袖口や植物にその名を使われるようです。
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富貴欄 織姫覆輪




さて、ここでいうベゼルは地金に宝石を留める方法を言います。
宝石のセッティング方法にはさまざまなものがありますが、ベゼルセッティング
あるいは覆輪留めというのは宝石の周りをバンド状の地金で取り巻いて、
その縁を宝石の上に倒しこんで「かしめる」留め方です。

利点としては
 全周を地金で取り巻くのでもろい石が欠けるのを防げる
 爪がないので小さな出っ張りがなく引っかかりにくい
欠点としては
 石の上に地金が被さるので石が小さく見えてしまう

といった特徴があります。

さて、先日書いたダイヤモンドのリフォームですが、お客様のご要望が
「出っ張りが少なくて引っかからない、普段使いやすいリング」
とのことでしたので今回は覆輪留めでデザインを考えました。
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大きいほうのダイヤは1カラット以上ありますので、その大きさを大事にして
石に被さる地金を極力少なく仕上げました。
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ダイヤの配置にリズム感を持たせ、どちらを上にしても面白いデザインに。 細い腕も特徴です。

当初のリングでは「いらな~い」と言っていたというお客様のお嬢様も
これならきっと欲しがってくれることでしょう。
リフォームは宝石が受け継がれていくお手伝いにもなると思いますね。





そうそう、覆輪といえば、LeMansの鍵にお守りを付けました。
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2輪の大先輩で鳥取に住むグッチマニア、Mさんからいただいたコイン。
シルバーでベゼルを作ってキーホルダーに通しました。
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 バイカーの聖地、マン島のコインですからきっと護ってくれることでしょう。





あ、結局2輪ネタになってしまった・・・・汗)
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  by studio_argento | 2011-08-11 13:54 | ジュエリー | Comments(17)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE