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K18ゴールドリング ~トルマリンキャッツアイ~

トルマリンという名前はもう皆さんご存じだと思います。
鉱物的にはケイ酸塩鉱物のグループ名で、結晶に圧力や熱を加えると電気的に変化を表す
焦電効果を持つということが知られています。
そのせいか、健康グッズなどに多用されているようですが、その効果についてはどうもマユツバなところがあるようですね。

それはさておき、今回製作したリングに使ったのは濃いブルー系のトルマリンで、キャッツアイ効果が見られるものです。
キャッツアイ効果というのは鉱物内に針状の内包物が含まれていて、その方向と平行にカットされた石の表面に猫の目のように光の筋が見える現象です。シャトヤンシー効果とも言われています。
猫目石(キャッツアイ)が有名ですね。 

もともとシルバーでハードなデザインのリングを作らせていただいたのですが、
結婚されてお子様もでき、落ち着いてきたのでもっとかわいらしく作り変えてほしいとのご要望でした。
数年前に一度、他の店舗でリフォームされたのですが、気に入ったものができず、
わざわざ里帰りのときにご来店いただいてのご依頼でした。

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イメージは「王冠」。
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台座の部分に地模様を入れてビロードのような感じを出してみました。
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ご来店いただいた時は他店でのリフォームが思うようにいかず、がっかりしておられたのですが、以前からお客様のお好みがある程度わかっていましたし、ご希望のデザインのイメージをじっくりお話させていただいたので、今回の出来上がりには満足されました。

製作する技術も大事ですが、お客様が本当に望んでおられることを確認するためのコミュニケーションのほうがずっと大事なことですね。
今回のケースでその思いを強くしました。
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  by studio_argento | 2008-11-28 14:13 | ジュエリー | Comments(0)

リングのリフォーム パパラチアサファイア

せっかくのジュエリーもその人の気に入ったものでなければ意味がありません。
また、はじめは良くても年齢を重ねて趣味が変わり、宝石箱の中にしまわれてしまうといったこともあります。
高価なものであったり、思い出のあるものなどはそれでは惜しいですよね。

今回はそういった場合の解決法の一つ、リフォームを紹介します。

お客様が持ち込まれたリングは、もともと沢山のダイヤが取り巻いたゴージャスな指輪でした。
中石はパパラチアサファイアと思われる色の石。(正確には鑑別に出さないとわかりません)

良い品なのですが、ご本人はこのデザインではもう使わないとのこと。
かといってしまっておくには惜しいということでリフォームすることになりました。

リングに使われた石すべてを使わずに、普段使える程度のボリュームにおさえてデザインします。
何点か描いた絵を見ていただき、その中からいいものを選んでもらいます。
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これを選ばれました。

お預かりしたリングから石をすべて外し、地金は熔解して再びリングを作っていきます。
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出来上がったものがこちら
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リフォーム前と比べるとずっと小さくて、使いやすそうです。
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研磨時のゴミが少し残っていて黒い点が着いていますね。 洗浄しておかなくては 汗)

プラチナ地金は熔解したリングでまかなえましたので地金代はかかりませんし
中石もダイヤも再利用しましたから、結局デザイン料&技術料のみのご負担でリフォームすることができました。

地金も多少残りましたし、小粒の丸いメレダイヤが少しと、
四角くカットされたバゲットカットのダイヤが残っていますので
次はそれを使ったペンダントのデザインをさせていただくことになりそうです。

せっかくのジュエリーを眠らせておくのはもったいないですよね。
地金はどんなふうにでも形を変えることができますから、デザインを新しくすることでまた使えるようになります。
きちんと素材がわかるものであれば、何個かのアクセサリーを一緒にリフォームすることも可能です。
もしご希望やご質問がありましたら遠慮なくお問い合わせください。
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  by studio_argento | 2008-11-11 14:45 | ジュエリー | Comments(0)

昨日の来訪者

昨日、友人が面白いものに乗って遊びに来てくれました。

なんだかわかります?
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この低さ、小ささ!軽トラックが小山のようです。
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抑揚のある素晴らしくsexyなデザインのボディ。
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ひとしきり話したあと帰って行きました。
それにしても日常の景色になじみませんね。 苦笑)

答えはまた後日。
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  by studio_argento | 2008-11-07 10:10 | 日常 | Comments(13)

トライアンフ TR2 ~ ピッコラマッキナ

今はなき英国車のブランド、トライアンフ。(2輪とは別会社です)
私の世代では現役としてはかろうじてTR7を見たことがあるぐらいです。
現在ではそのブランドはBMW社が保有しているようですが、
MINIのように実際に使われてはいないようです。

今回ご依頼いただいたのはその先祖ともいうべきTR2です。
お客様のご希望に沿って、ペンダントとストラップの2点を作りました。
チェーンの端にはシルエットのプレートを切り出してつけてあります。
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この車は、ボディと一体でありながらタイヤを内包していることを主張するフェンダーが印象的ですね。戦前のフェンダーが独立した車から、現代のフラッシュサイドのボディになるその間のデザインということでしょう。

車体後部、リアタイヤの前に座り、サイドが大きくえぐられたコックピット開口部から片肘を出してオープンで走る姿はまさに古き良きブリティッシュスポーツですね。
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同時代のMGと比べて大きなエンジン(2リッター)を持ったこれはかなり早い車だったようで、
イタリアの都市間レース、ミッレミリアなどにも参加していたようです。
現在でも国内で行われる「ラフェスタミッレミリア」などでも見ることができるようですね。
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寒風吹くこれからのシーズン、きっちりと防寒をして走るヒストリックのオープンはさぞかし気持ちいいものでしょう。
その車のキーやオーナーさんの胸元にこれがぶら下がっていたら私もとてもうれしいですね。
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  by studio_argento | 2008-11-06 14:27 | シルバーアクセサリー | Comments(0)

CG オータムミート2008

11月2日は、自動車雑誌カーグラフィックの読者クラブ、「CGclub」主催のイベント
「Autumn Meet 2008」 の見物に兵庫県三木市のグリーンピア三木に行ってきました。

友人F君のアルファロメオ164Q4、T君のランチアトレヴィVX、そして我が家のアルファロメオ1750ベルリーナという、かなり珍しいセダン3台で編隊(変態?)を組んで向かいました。
年式も1970年代、80年代、90年代とわかれているし、奇しくもボディカラーが赤白緑のイタリアントリコロールで揃うという、なんとも面白い取り合わせになりました。

現地にはたくさんの車が集まっていてとても賑やか。
あちこち出展されている出店をのぞいてみたり、久しぶりに会う友人とあいさつしたり。
カーグラフィック誌に縁のある方のトークショーや、2輪のトライアルのデモンストレーションなど
も楽しめました。

新旧洋邦さまざまの車を見れるのがこのイベントの良さでしょう。
最新高級スポーツから軽トラックまで、オーナーの愛する車が同列に並べられているのも
いいですね。

そんな中で気になった車をいくつかご紹介しましょう。
まず ランチアフルビア。
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この車体はラリー仕様なので勇ましい感じですが、デザインはランチアらしい端正で上品なものです。
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ヘッドランプから判断するにおそらく1200cc。高性能版のHFかどうかはわかりませんでしたが
ラリーイベントのゼッケンや神戸の有名ショップのネームが入っていましたし、エンジンルームや室内の様子もかなり手が入っている様子でしたのでそれなりの走りをするのでしょう。
これの「素」のやつに乗りたいなと家内は言っておりました・・・

harudaのツイントリップや助手席フロアのフットレストがラリーの仕事場って感じでいいですね。
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狭角V4という特殊なエンジンが、フロントの車軸より前に載っています。
FFですからこれでトラクションをかせぐ設計だったのでしょう。
アルファスッドの搭載位置と似ていますね。
黄色いカムカバーがボディカラーとマッチしていていい感じです。
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次はフィアット850スパイダー。
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今回のミーティングのテーマ、動物に縁のある車の1台として展示されていました。
「スパイダー」  蜘蛛ってことでしょう。
小ぶりなリアエンジンのオープン、白いボディに赤い内装。 とてもおしゃれです。
後ろに写っているnew500が大きく見えますね。
ヘッドランプがスラントしているのでおそらく前期型。
ランボルギーニミウラと同パーツとかそうでないとか諸説あるようですがどうなんでしょう?

ダッシュボードのデザインも秀逸ですね。 運転してみたくなります。
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3番目はフィアットリトモ125TC。
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フィアットがフォルクスワーゲンゴルフに対抗するために作ったハッチバック、リトモ。
その高性能版として発表されたのがツインカムエンジンを搭載した105TC。
その後125TC~130TCへと発展していきます。
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130TCは日本でもボーイズギャングとして80年代には名を馳せましたが、これはその1代前のモデル。
当時の輸入台数も少ないようで、国内にはほとんど残っていない様子。
この時代のFF高出力車ですから、かわいい顔に似合わぬじゃじゃ馬なのでしょうね。


今回一番驚いたのはこの車
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NSUヴァンケルスパイダーです。
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NSUというのはかつてドイツにあったメーカーです。(現在はAudi傘下らしい)
このスパイダーは量産車としては世界初のロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)を搭載した車です。 しかもシングルローター。
NSUのRo8という2ローターの美しいセダンは知っていたのですが、これは知りませんでした。
もちろん見るのも初めて。
小さくてかわいらしい車ですが、細部の作りこみがとても良く、上品なたたずまいです。
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検索してみるとオーナーさんはこのほかに初期型もお持ちの様子。
その2台以外に国内に生存しているのでしょうか?? 
奥に写っているのはmazda RX-7。 ヴァンケルロータリーつながりの親戚ってとこでしょうかね。


最後はこの車。
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アルファロメオチャレンジやユーロカップなど関西のアマチュアレースで活躍中、
Sさんのアルファスッドです。
現役当時イタリアではトロフェオスッドというワンメイクレースが開催され、若手やアマチュアドライバーが腕を磨いていたようです。
イギリスでは最近まで同じようなカテゴリーでのレースがおこなわれていたようですね。
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そのトロフェオスッドのオリジナルから型を取ってご自身で作られたというフェンダーやエアダム。 ホイールも貴重な当時ものとのこと。
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丸いお尻に迫力満点のフェンダー。 かっこよすぎです。


そのほかにもフェラーリ512BBやランボルギーニミウラ、デトマソパンテーラといったスーパーカー世代にはたまらない車などもいて、車好きには退屈する暇がないイベントでした。

時々ブログにコメントさせていただいている自動車評論家の方とも少しお話できましたし、
出店ブースで欲しかった本を安く買うこともできて、とても楽しい一日でした。

残念だったのは同日、別の場所で開催されていたアルファロメオディwestに参加できなかったこと。
体が2つ欲しかったですね。
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  by studio_argento | 2008-11-05 10:49 | ヒストリックカー | Comments(8)

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