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オレゴンサンストーン ピアス

サンストーンといってもご存じの方は少ないでしょうね。 
でもムーンストーンはほとんどの方がご存じのはず。
どちらも同じ長石の仲間です。
アメリカのオレゴンで採れるものにはとても奇麗なものがあります。
今回制作したのはそのオレゴンサンストーンを使ったピアスです。
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このお客様は以前同じロットの石でペンダントを作らせていただいており、
このたびそれと組み合わせるようにとピアスをご依頼いただきました。

ペンダントのほうにはダイヤを使って少し華やかな感じでしたので、
ピアスのほうはシンプルに仕上げてあまりくどくならないようにしました。
左右入れ替えるとまた感じが変わるのでおもしろいと思います。

石をよく見るとオレンジ色の中に金属結晶がキラキラと輝いています。
日本人の肌の色によく合う美しい石ですね。
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手元にあるこのサンストーンのロットも残りあと1ピース。
次はどなたがこの輝きを手にされるのでしょうか。
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  by studio_argento | 2008-10-30 10:04 | ジュエリー | Comments(0)

結婚指輪~デザインの違う2本

結婚指輪というとお2人でペアのリングというのが一般的ですね。

でもそれは誰が決めたことでも、もちろん法的に決められていることでもありません。
お2人で好みのデザインが違ったり、体格や指の太さで似合うもの似合わないものがあったりします。
基本的にずっと左の薬指につけられている結婚指輪ですから、自分の気に入ったデザインでという方もいらっしゃいます。

今回はそんな一例です。
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男性用には平打ちというバンドタイプのリングを、女性用は甲丸と呼ばれる断面がカマボコ型のリングを作りました。
男性用は幅があり、直線基調でシャープなデザイン。
ラインの下半分はヘアライン仕上げでつや消しになっています。
女性用は細身で、全体がカーブした柔らかなデザインです。

内側に入れる刻印はお2人に意味のあるものになっていますが、ただそれだけではちょっと物足りません。
今回はそれぞれに斜めのラインを入れて、デザイン上の共通点をとりました。

正面から見たときに男性用は一周入った溝が、女性用は面取りになっている峰の部分がそれぞれ斜めのラインを表現しています。
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それぞれに好みのデザインの指輪を手にされたお2人はとても満足そうでした。
せっかくの結婚指輪なのに別々のデザイン・・・と思われるかもしれませんが、
いくつか共通点を作ることによってお2人にとってはペアのリングになるのだと思います。

柔軟な発想をすれば、2人の記念でありまた自分のためでもあるリングを作ることができますね。
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  by studio_argento | 2008-10-25 15:08 | ブライダル | Comments(0)

チャオイタリア2008

19日は兵庫県のセントラルサーキットで行われた「Ciao Italia」というイベントに行ってきました。
イベント内で開催されるヒストリックカーレースに参戦するためです。
今回は普段家内が乗っているアルファロメオスパイダー(レース用車両)1台を持って行き、
メインレースを私が、家内は違うカテゴリーのレースを走りました。

毎年この時期に行われるイタリア車の大運動会といった感じで
新旧さまざまなイタリア車が集まってきて、レースやファミリー走行など一日楽しみます。

今年は目玉としてフェラーリのF1が2台、FXXが1台、デモ走行を行いました。
久しぶりに間近で聞くF1の音はやはりすごいものでしたね。
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レースのほうはというと、家内は慣れないサーキットに苦戦しましたがなんとか無事完走。
私は予選で今までのベストタイムが出て8位、決勝ではタイムの近い仲間と終始接近戦を演じ
7位で終了しました。
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10月にしては気温も高く、ドライバーにもかなり厳しかったのですが、
レースを終えたパドックで今終わったばかりのレースについて仲間とあれこれ楽しく話しました。
スポーツとしてのレースはそれがアマチュアの草レースであっても、他のスポーツと同じような充実感を得ることができますね。  やめられません 笑)

予選と決勝の間の空き時間、パドックに展示してあった車両の中にとてもいい車を見つけました。
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ランボルギーニ4000GT  実物を間近で見たのは2度目でした。
有名なミウラが誕生する前のランボルギーニのフラッグシップですね。

ショーモデルでデビューした350GTVはフランコ・スカリオーネのデザイン画そのままの
とても美しい車でしたが、その後市販された3500GTは楕円ヘッドランプなどかなりの部分を手直しされていました。 4000GTもその流れの車ですが、その存在感はやはり素晴らしいです。
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ムルシエラゴを従えて帰る様はまさに威風堂々といった味わいでしたね。

早朝2時半起きで一日遊んで、家に帰り着くともう溶けてしまいそうなほど疲れますが、
年に一度のこのイベントは気持ちを盛り立ててくれます。
また仕事がんばらなくっちゃ。
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  by studio_argento | 2008-10-21 16:04 | ヒストリックカー | Comments(2)

オーダーメイドの結婚指輪~デザインのヒント

先日お納めしたウェディングリングです。
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特徴的な面の構成で、角度によってそれぞれの面が光るので存在感があります。
リング全体は柔らかくカーブしていて、2本を重ねるとぴたりと合わさるようになっています。
各面の稜線はやや丸めて仕上げてありますので、デザインのわりにあまりゴツイ感じになっていません。
また、新婦のリングのほうにはひとつの面にメレダイヤを留めてあり、女性らしさを出しています。
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当初お客様がいらっしゃったときには具体的なデザインの希望をお持ちではありませんでした。
初回はどのような方法で作るかとか、過去のデザインの説明をしました。
ご自分達のイメージに近いものや、デザインのヒントになるものがあればお持ちいただけたら
それをベースにアレンジできますともお伝えしました。

次にご来店されたときにご希望のデザインのヒントになるものを持ってこられました。
それがこれ。
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この面の構成がイメージに近いとのことで、それをもとにして製作することになりました。

チューブ状のハードワックスで原型を作ってお見せして、完成後のイメージをしていただきます。
今回は2パターン製作して良いほうを選んでいただきました。

具体的な形のイメージがあったことと、ワックスでの完成形の確認が出来ていたので
出来上がったものはとてもきにいっていただけました。

今回のケースは別にペットボトルをテーマに作ったわけではありません。
お客様の頭の中にあるイメージを私に伝えていただくための「ことば」として使ったのです。

人の頭の中にあるイメージは口ではなかなか伝えられません。
伝わったつもりでもそれぞれの受け取り方で誤差が出ます。
それを小さくするために、できるだけお客様のイメージに近い形を探し出して
製作するようにしています。
それがイラストだったり、写真だったり。 いろいろなパターンがありますね。

その作業は結構大変なこともあるのですが、お2人にとって大切なリングを作り上げていく
お手伝いをさせていただくという喜びでもあります。
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  by studio_argento | 2008-10-17 19:14 | ブライダル | Comments(2)

マセラティ2種~ピッコラマッキナ


マセラティクアトロポルテとグランツーリスモ。

クアトロポルテといえば70年代にシリーズ3が映画ゴッドファーザーに使われていたり、
政府高官用の車両として使われていたりしましたね。

シリーズ3は一時友人が乗っていたので何度か乗せてもらいましたが、素晴らしい車でした。
特にリアシートの居心地の良さは、乗るたびに寝入ってしまうほどでした。
街中ではもてあますほどの巨体でしたが、運転してみると以外に軽快というか身のこなしが軽く(大きさの割には)、エンジンもマセラッティ400Sなどのレーシングエンジンの流れを汲むだけあって良い音していました。
「譲ろうか?」と言われたのですが、さすがに島根県なんかじゃ使い道も思いつかず、持ちきれそうに無かったのでお断りしたのですが、今となっては惜しいことをしたなと思います。

今回製作したのは5代目(のはず)にあたる現行モデルです。
以前東京現代美術館で開催されたフェラーリ&マセラッティ展で、開発途中の1/5モックアップが2点展示してあり、このどちらかが生産モデルになると書いてありました。
正直そのときはあまりいいとは思わなかったのですが、デビューしてみるととてもいい車になっていてびっくりした記憶があります。
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そしてもう1台はグランツーリスモ。
クアトロポルテと同じエンジンのはずですが、こちらはグッとスポーティーですね。
最近ではあまりみなくなったロングノーズ、ショートデッキの古典的スポーツカーのシルエットがうまく使われていて昔のギブリ(70年代の)を彷彿とさせますね。
写真より実車のほうがずいぶんいいように思います。
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そういえば知人がギブリに乗っていましたが、その人がまさに「イタリアンダンディ」な方で、
車と人がすごくマッチしていたことを思い出しました。
クアトロポルテⅢもなかなか似合う人がいないような・・
あの時代のマセラティはそういう意味で「乗り手を選ぶ」車だったかもしれませんね。

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この両方をお持ちのかたを知っているのですが、さて、乗った感じはどうちがうのでしょうか?
興味のあるところです。


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他にもメルセデスGクラス、アウディA8、ランボのガヤルドなど一緒に納品です。
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  by studio_argento | 2008-10-10 10:07 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

十字架と大蛇~イタリア貴族の紋章

イタリアのファッションや経済の中心でロンバルディア地方の都といえばミラノ。

昔はヴィスコンティ家が治めていました。
その家紋は人を飲み込む大蛇。 なんともすごいデザインですが、その由来は十字軍の遠征で征伐した異民族を飲み込んでいるとか、大蛇に飲まれそうになっている子供を助けたとか諸説あるようです。

ヴィスコンティ家のあとこの地を治めたスフォルツァ家の紋章にも同じデザインが使われていますね。 今でもスフォルツェコ城をはじめミラノ市内のあちこちに残っているようです。

また、ミラノ市の市章は白地に赤い十字架。
サッカーのACミランのユニホームにその紋章があったと思います。

小さな都市国家がたくさんあったイタリアでは地元に対する愛情がことさら強いようですね。
カンパリニズモなどとも言われているようですが。

今回ご注文いただいたのはまさにそのミラノの象徴、十字架と大蛇をモチーフにしたアクセサリーです。
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十字架のほうをペンダント、大蛇のほうをキーリングに仕立て、男女ペアでお使いいただけるように作りました。
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ただしご注文いただいたのはミラノ市民のかたではありません。 笑)
このデザインを使っているもう一つの有名なブランド、アルファロメオをお好きな方です。
1900年代初めにロンバルディアで興ったアルファロメオ社も当然のようにその都、
ミラノの紋章を自社のエンブレムに使ったのですね。
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  by studio_argento | 2008-10-08 10:58 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

3連リングはムズカシイ

リングのサイズはその内径で決まっています。
内径1/3ミリごとにワンサイズずつあがっていきます。(日本の場合)
直径×円周率で円周を計算することを考えると、
ワンサイズあがると円周が約1ミリ長くなるということですね。

実際に製作するときには、これに製作する指輪の厚さを考慮しないといけません。
出来上がりの「内周」が希望の長さにならないといけないのです。
ですから計算方法は
(直径+指輪の厚さ)×円周率 となります。

厚さを足さないと地金の「厚さ」の真ん中(2ミリあったら1ミリ)の部分が求める円周になり、
そのぶん出来上がりは小さくなってしまうのです。
ここで加えるのが厚さ×2では無いところがミソです。
絵を描いてみるとよくわかるのですが・・

製作時には地金の伸びなどの要素も加わるので微調整はしますが、
地金の全長をこれであわせるとほぼ希望のサイズのリングが出来上がります。

で、今回の作品、3連のリングです。
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これは3本のリングが互いにリンクしていますので、指に入れたときに必ず重なり合う部分ができます。
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先日のようなペンダントトップでしたらサイズは関係ないのですが、
今回はきちんとサイズを出さないといけません。
これがなかなか難しい。
無い知恵をしぼってこれぐらいと作ったリングはサイズが合わず、
結局何度かサイズ調整をしました。
リングの厚さ以外にも重なり具合や幅などいろいろな要件が影響するようです。

これだけを作っていればぴったりに作るのはたやすいかもしれませんが、
いろいろなものを作っているとそのつど考えなくてはいけなくて大変なこともありますね。


でも苦労した甲斐があってお客様の指にはぴったりでした。


3連リングといえばCartierのトリニティが有名ですね。
コクトーが愛する人にプレゼントしたなどといわれていますがそれに関する
面白いブログを見つけたので興味がある方はどうぞ
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  by studio_argento | 2008-10-03 10:41 | ジュエリー | Comments(0)

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