<   2008年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧

 

エンゲージリング製作過程

ロウ付したらこんどはヤスリで形を整えていきます。
f0179073_9185939.jpg

粗い目のもので大まかな形を削り出し、徐々に細目のものをかけて傷を取っていきます。
石座を置いてバランスを見ながら作業します。
f0179073_9201352.jpg

おおよその形が出来たら、内側に刻印を打っておきます。
f0179073_9202832.jpg

今回はダイヤの石目(カラット数)と素材(Pt900)を入れています。


極細目のヤスリまでかけたら磨きに入ります。
サンドペーパーやヘラという道具などいろいろ使ってツヤを出していきます。
地味な作業が続きますが、それぞれのステップをきちんとしておかないと下の傷が消えません。
f0179073_9205766.jpg

まだ磨き足りないですね。もうちょっと頑張りましょう。
f0179073_9213440.jpg
ダイヤを置いた石座と組み合わせると、完成がイメージできますね。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-29 09:24 | ジュエリー | Comments(2)

エンゲージリング製作過程&フェラーリF512M

エンゲージリングは腕の部分を作っていきます
出来上がりのカーブを考えながら地金を曲げて、サイズに合わせて必要な長さに切ります。
不要な部分をマークしておいて
f0179073_18224278.jpg

ヤスリで削っておきます。
f0179073_1823328.jpg

それを芯金という道具に巻きつけるように曲げて丸くします。
f0179073_18233352.jpg

サイズが合っていることを確認しておきます。
f0179073_18244368.jpg

その後、接点をロウ付しておきます。



一方フェラーリF512Mのほうはというと
スジ彫りとボディの形とのバランスをとりながら徐々に細部を作りこんでいきます。
タイヤハウスのオープニングも削ります。
f0179073_18252332.jpg

かなりそれらしくなりました。

満足いく形になったらライトを入れます。
ライトは最後に入れることが多いです。仏像の開眼みたいな気持ちでしょうか? 笑)
別に作っておいたタイヤをくっつけて出来上がり。
f0179073_18363347.jpg

どうでしょう?
f0179073_18364962.jpg

これを原型にシリコン型を作りますが、今回はもうひと手間。
このままムクで金属にするとすごく重くなってしまうので、裏側を削って薄くしておきます。
鋳造後、銀板で蓋をロウ付します。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-27 18:49 | ジュエリー | Comments(0)

エンゲージリング製作過程

エンゲージリング製作の続きです。
石座にダイヤを留めるための爪を付けていくのですが、その前に爪用の丸線を作ります。
f0179073_13272857.jpg

ローラーで角線を作っておいて、線引き板という道具を使って丸線にしていきます。
いろいろなサイズの穴が開いていて、希望のサイズになるまで少しずつ小さい穴を通していきます。
出来上がった丸線はヤスリで面取りをしておいて、石座に一本づつロウ付していきます。
f0179073_1328171.jpg

今回の爪の数は6本。バランスよく割り付けるのはなかなか難しいですね。

6本ロウ付し終えました
f0179073_13285093.jpg

その後爪の間の石座部分を三日月形に削っていきます。
削った部分と爪の下部を磨いて仕上げます。
f0179073_13292184.jpg

こうすると上から見たときに石座がほとんど見えませんし、三日月の部分に光が反射してダイヤがよりきれいに見えるのです。
f0179073_13294683.jpg
三日月の部分に景色が写りこんでいるのがわかるでしょうか?
これで石座のパーツは完成です。
次は指輪の腕(リング)の部分の作成です。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-26 13:36 | ジュエリー | Comments(0)

エンゲージリング製作過程&フェラーリF512M

エンゲージリング製作の続きです
まずダイヤが乗る石座を作ります。
先日の写真の中にあった2枚の板のうち、小さいほうを使います。
f0179073_13512956.jpg
ダイヤの直径に合わせて丸めますが、円筒形ではなく下が小さくなった
円錐形のパイプを作ります。(そのほうが出来上がりがきれいなので)
合わせ目はバーナーを使ってろう付
ヤスリで整形して、石の座るコバを落としておきます。

ダイヤを乗せてみたところ
f0179073_13515699.jpg



その後、側面や内面を磨いて仕上げておきます
f0179073_13521964.jpg



一方フェラーリF512Mのほうは
外形が納得いく形になってきたら部分的にスジ彫りを入れて窓や各パネルの
バランスを見ていきます。
f0179073_1353631.jpg

この車の場合、サイドのラインと、それによって前後のマスが入れ替わる部分が特徴ですので、窓の下のラインや、サイドエアインテークのバランスなど考えて手直ししていきます。
f0179073_13533281.jpg

(ちなみにこの手法はピニンファリーナのミトスで強く表現されていましたね。)
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-25 14:04 | ジュエリー | Comments(0)

エンゲージリング製作過程&家族のためのペンダント

先日無事納品して、とても喜んでいただけたエンゲージリングですが、お客様の許可がいただけたので製作過程を少しづつご紹介していこうと思います。
こちらはロストワックスではなく、地金を曲げたり削ったりして作成します。
f0179073_13502271.jpg

まずは地金の塊を金床の上で金槌を使って整形します。
途中で表面をバーナーで溶かしたりしながら直方体にしていきます。
f0179073_13504762.jpg

その後、ローラーで圧延して希望のサイズの板を作ります。
f0179073_13511943.jpg

今回はリング部分と、ダイヤの乗る石座部分を作るので必要なサイズを良く考えて
2種類の板を作っておきます。
続きはまた後日。

ところで日曜日はもう一組お客様がありました。
10年来の知人で、時々遊びに来てくれる「じゅんこ」さん夫婦です。
結婚後、第1子を設けられたときに家族のためのペンダントをご注文いただき、
シルバーにご主人とお子さんの誕生石とイニシャルを入れて作ったものを
ずっと大切に使っていただいています。
f0179073_13514410.jpg
その後第2子のときに石とイニシャルを足し、この度第3子のためにまた足させていただきました。
f0179073_135274.jpg

f0179073_13522961.jpg

第3子の「シン」くんにはハンディがあるのですが、みんなともとても明るく、素敵な親子です。
作らせていただいたペンダントに並ぶイニシャルと誕生石が彼らの強い絆をあらわしているようでとてもうれしく思っています。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-24 13:56 | ブライダル | Comments(0)

フェラーリF512M

先日から彫っているフェラーリF512Mの様子を少し。
f0179073_1334452.jpg

基本的にいつものピッコラマッキナと同じなんですが、
やはり大きい分だけ見るところも削る量も多くたいへんです。
デフォルメの具合も当然変えます。
f0179073_13353334.jpg

側面、上面、前後面など順を追って大まかな形取っていくのですが
ある程度できたら作業を中断して一晩投げておきます。
翌日見るとおかしいところが良くわかってくるんです。
同じものを見続けていると悪い意味で目が慣れちゃうんですね。
f0179073_13355485.jpg

もう少し時間をかけて作りましょう。


ところで今日は隣町(といっても東出雲や安来を挟んでますが)の
米子で行われるコンサートに誘われていました。
f0179073_1336198.jpg

N響のメンバーによる室内オーケストラですが、その中にチェリストとして
山内俊輔さんという方がいらっしゃいます。
この方実は車好きで、今は訳あって旧いメルセデスに乗っておられますが、
ジュリアスーパーのジャルディネッタという珍しいワゴンもお持ちです。
雑誌で紹介されたこともあるのでご存知の方もいらっしゃるかも。
ひょんなことから知り合いになって、こっちにコンサートに来られるたびに誘っていただいています。
今回は残念ながら行くことができなかったのですが、今年はもう一度来る機会があるとのこと。
そのときにはぜひ行きたいと思っています。
今度からN響アワーでもご覧になるときにはご注目を。 ジュリア乗りのチェリストがいるかも知れませんよ。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-22 13:57 | シルバーアクセサリー | Comments(10)

エンゲージリング完成&フェラーリ

先日より製作していたエンゲージリングが完成しました。
あすにはお客様にお渡しできると思います。
許可がいただけたら製作過程をアップしようかなと思っています。
f0179073_20411232.jpg


一昨日作っていた猛獣はちょっと中休み。
外注加工が必要なので、外注先との打ち合わせに入ります。

次にはじめたのは
f0179073_20414536.jpg

フェラーリF512M。(写真はテスタロッサですけど)
ピッコラマッキナシリーズなんですが、通常よりちょっとグランデ(大きい)です。
お客様の希望で約1/130のサイズで製作します。(いつもは1/220ぐらい)
長さはいつもの2倍は無いのですが、体積でいうと4倍弱。
で、元になったワックスブロックがこれ。
f0179073_20424618.jpg

削る量も多くてけっこうたいへんです。  汗)
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-20 20:46 | ジュエリー | Comments(0)

オーダーメイドジュエリー製作中

昨日は一日中猛獣と戯れていました。

f0179073_13491579.jpg
先日話していた動物のモチーフのジュエリーは猫科の猛獣がモチーフです。
思いつくままにワックスを彫ってみましたが、これはボツになりそうですね。
f0179073_13493660.jpg
気に入ったものができるまでに何頭かにおでましいただくことになりそうです。 笑)

ちょっと時間はかかりますけれど
良い品を作るためには手は抜けませんからね。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-19 13:51 | ジュエリー | Comments(0)

馬の話

先日から製作していたカレラGTが完成しました。
ほかに発注されていたボクスターと一緒に納品です。
f0179073_20473415.jpg

写真に写っている馬のマスコットは別のところからの発注。
これも発送しました。

馬といえばフェラーリが有名ですが、
実はポルシェのエンブレムについている馬とつながりがあるってご存知でした?

レーシングドライバーだったころのEnzoに幸運のマスコットとして
死んだ息子の使っていた跳ね馬の紋章をプレゼントしたエンリコ・バラッカ伯爵とその妻。
彼らの息子、フランチェスコ・バラッカは第一次大戦の空軍のエースパイロットでした。
彼が機体に描いていた跳ね馬のマーク、それは彼が撃墜した敵機に書かれていたもの。
それがシュツットガルトの紋章だったのです。
(逆に、墜落したバラッカを助けた敵がシュツットガルトの紋章をつけていて、それを恩義に感じた彼が機体に描いたって話も聞いたことがありますが・・・こっちのほうが美談だなぁ)

つまり  ポルシェ←シュツットガルト→バラッカ中尉→Enzo  ってことですね。
世界のスポーツカーの双璧をなす2社のマークに描かれている馬が同じ出所って言うのは面白いですね。
ちなみにこの馬はおそらく雌馬です。
シュツットガルトの語源は「雌馬の庭」 10世紀半ばの領主が養馬場を開いたからだそうです。

それから、ポルシェのエンブレムについているシカの角ですが、
これは13世紀にその地を治めた伯爵家のシンボルだそうです。
アルファロメオの紋章がミラノのヴィスコンティ家の紋章というのは有名な話ですが、
ポルシェも地元の統治者への敬意をはらったんでしょうかね。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-18 20:49 | シルバーアクセサリー | Comments(4)

過去のオーダー作品より

Giro di DAISEN の疲れがまだなんとなく残ってますが(年かなぁ)
先日以来のエンゲージリングの製作を続けています。

そしてその合間にちょっと急ぎのカレラGTもやってます。
並行して、お客様からのご希望で、ある動物モチーフのリングの原型も彫刻中。

なかなかそれらの内容をアップできないので、以前製作した作品をご紹介しましょう。


f0179073_14115872.jpg
ブルースピネルを使った面白いリングです。
石をお買い上げいただいたお客様に、デザインを何点かご提案し、
それを何度も手直ししたりして、じっくりと時間をかけてかけて完成させたものです。

f0179073_14124760.jpg
楕円のモチーフの中ににスピネルが偏って留まっています。
両側に軸が通っていて自由に回るようになっています。

f0179073_1413412.jpg
楕円を裏返すとまた違った表情のリングになります。

f0179073_14132046.jpg
リングの腕の部分には穴があけてあり、そこにチェーンを通すと
ペンダントとして使うこともできます。
もちろん表も裏も使えるようになっています。

指輪として2パターン、ペンダントとして2パターンの4パターンで使える
贅沢なデザインになりました。
何度も打ち合わせをする中、お客様のアイデアをいただいたりして出来上がった、
いわば合作の作品ですね。
かなりジュエリーにはこだわりを持っていらっしゃる方ですが、喜んでいただけたようです。
[PR]

  by studio_argento | 2008-06-17 14:14 | ジュエリー | Comments(0)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE