カテゴリ:シルバーアクセサリー( 33 )

 

ラリーニッポン

先日の琵琶湖畔のイベントに限らず、この時期はヒストリックカーのイベントが目白押しですね。

戦前の都市間レースを模して80年代にミッレミリアが復活してからヒストリックカーによるラリーイベントは
世界的に多くなったように思います。

先週末もそんなラリーイベントのひとつ、Rally Nippon が開催されました。
珠玉のヒストリックカーたちが岐阜や奈良、京都の世界遺産をめぐるというもの。
あちこちでブログのネタになってるようですし、youtubeなどにも動画がアップされていますね。

このイベントのスタートを切ったのが日本が誇る小型オープンスポーツ、ホンダS600です。
精密機械のようと言われたツインカムエンジンを小さなオープンボディに積む、
ある意味「虫」と呼ばれるイタリアのバルケッタ達にも負けない素晴らしい車だと思います。
しかも街のチューナーがその情熱からワンオフで作ったものが多い「虫」たちに比べ、
それだけの濃い車をメーカーが出しているのですから。 
あの頃のホンダはすごかったのですね。

今回のそのS600、実は前オーナーは私の友人のWさんでした。
Studio Rossoという名で自動車模型のフィニッシャーをしている彼はまた
実車も直すエンスージアストです。
最近はデリケートな仕事をする指先を気遣ってほとんどしていませんが、
昔はS600をはじめN360やシトロエンなど、お父さんと2人で何台もレストアしておられました。
私の車趣味の色づけ(油の色ですが 笑)をしてくださった師匠でもあります。

きれいなメタリックのこのエスも、彼があるところで眠っていたものを発掘して来て
レストアすべく大事に保管していたものです。
縁あって今のオーナーさんのもとに嫁ぎ、そこできれいに化粧直しされ、今回の晴れ舞台になったようです。

その御縁つながりで私にも仕事が来ました。
関係者8名にだけプレゼントされたS600のピッコラマッキナです。
エスをドライブしたイタリア人ジャーナリストさんもきっと手にされていると思います。
喜んでいただけたかなぁ。
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鋳造後、酸処理をした状態です。
これを磨きあげてピカピカにします。そうすると今とは違った表情を見せてくれるんですよね。
仕上がりの様子は受け取った方たちだけのお楽しみにさせてくださいね。
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  by studio_argento | 2009-10-21 13:27 | シルバーアクセサリー | Comments(4)

久しぶりに

いろいろ作ってはいたのですが、なかなかご紹介できなかった
ピッコラマッキナのシリーズを少しお見せしましょう。

ある日お母様と息子さん、お嬢様の3人がご来店になりました。
息子さんが何かアクセサリーを探しておられたようですが、
その時店頭で銀製の小さな車のマスコット、ピッコラマッキナのシリーズをご覧になったお嬢様から
後日オーダーの問い合わせをいただきました。

ご希望はバイクのモチーフのペンダント。
立体でそのまま作るとハンドルバーなど突起物が危険になりそうなので
レリーフ状に作ることにしました。
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チェーンではなくラバーを使って仕上げました。
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一応自立するようにしてあります。

オーダーに来られた際にお母様の方からもご主人向けにと注文をいただきました。 
私と同年代のご主人はホンダビートに乗っておられて、ミーティングに参加するために
栃木県のツインリンクもてぎまで遠征されるほどの方だそうです。
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(大きさが分かるように定規の上においてみました)
底の部分には車台番号を刻印してあります。
御主人とはまだお会いできずにいるのですが、喜んでいただけたでしょうかね。

ピッコラマッキナのシリーズは基本的に車なんですが、(ちっこい車って意味ですから)
御希望があれば何でもトライします。
私の困った顔を見たい方は変なオーダーしてみてくださいね  笑)
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  by studio_argento | 2009-10-13 13:44 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

マニアックな方のための・・

以前ご紹介したロストワックスという技術は、精密鋳造と言われるように
細かい部分までワックスの形を金属で再現します。
つまりワックス原型の仕上げ方で出来上がりが違ってくるのです。

今回お見せするのはこちら
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925シルバーで鋳造して仕上げた「土佐金」とよばれる金魚のオブジェです。
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趣味でこれを飼ってらっしゃるお客様からのご依頼で製作させていただきました。
年を重ねるにつれ巻き込むように広がる尾びれが特長だそうです。

いただいた資料などを見ながら、ワックスを削って少しづつ雰囲気を出していきます。
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ひれのすじや胴体など、金属になったときに有効な表現になるよう表面にテクスチャーを付けます。
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このあたりの仕上げ加減がなかなか難しいですね。
あまりリアルに再現しすぎるとちょっとグロテスクな感じになってしまうおそれもありますので。
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顔つきやおなかも気を付けて表現しました。
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マニアックなご注文でしたのでプレッシャーもありましたが
おかげさまで金属の仕上げも含めてお客様にはとても満足していただけました。
(追加注文の可能性もあるとのことでしたのでシリコンゴムで型を取っておきました。)


このように、ワックスで原型が作れれば、さまざまなものを金属に置き換えることができます。
アイデア次第でクラブ単位での記念品などにも使えますね。
何か思いつかれましたら遠慮なくご相談ください。
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  by studio_argento | 2009-08-05 14:35 | シルバーアクセサリー | Comments(5)

アルファロメオ&アルファロメオ

先日ご紹介した300個の仕事ですが、先週末そのイベントが終わり
無事参加者に配布されたようですので、今日はその中身をご紹介しましょう。
ご依頼いただいたのはアルファロメオのオーナーズクラブ、AROCの主催する
歴史あるイベント「アルファロメオディ」の事務局さんでした。
作らせていただいたのは表面にイベントのマークと年号を
裏面にはアルファロメオには欠かせないモチーフ
四つ葉のクローバーをデザインした携帯ストラップです。
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ストラップ用としてだけでなく、キーホルダーのマスコットやペンダントとしても使えるようにフックを付けてあります。
持主のアイデアでいろいろなところに使っていただきたいですね。

原型からゴム型を作り、ひとつづつワックスで複製してシルバーで鋳造。
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それをまたひとつづつ研磨してパーツを組み付け、
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通し番号を刻印して
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ポーチと箱に納めます。
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文章にするとほんの3行ですが、300個これをするのは大変でした。
でもどうやら皆さんには喜んでいただけた様子。
苦労して作ったかいがありましたね。



そのアルファロメオディが開催されていた昨週末、私はというと家内と2人で
岡山国際サーキットで開催されたアルファロメオチャレンジに参加してきました。
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今回はいつも顔なじみのメンバーのほかに、ユーロカップで活躍のIさんや
Mさん さらには九州から参加のTさんなど新しい顔ぶれも参加して賑やかな雰囲気でした。
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2000GTVのIさん
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同じくMさん
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アルフェッタのTさん
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スパイダーのTさん
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スーパーのMさん
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地元の仲間、Sさんの145
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夏を思わせる陽気の中、みなさんそれぞれに楽しんでいるようでした。

レース決勝の成績はクラス2位でしたが、タイム的には昨年記録したベストには遠く及ばず
ドライビングにも問題を残した、ちょっと悔しい結果になりました。
おまけに跳ね石をくらってヘッドランプが割れるというおまけ付き。
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次のレースまでに気持も車もリフレッシュしたいところですね。
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  by studio_argento | 2009-05-12 14:38 | シルバーアクセサリー | Comments(14)

Keith Ring キースリング

ご注文をいただけばこんなものも作ります。
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髑髏をモチーフにした、いわゆるスカルリングです。
ローリングストーンズのキースリチャーズがつけているものが有名ですね。
(それでキースリングと呼ばれているようです。国内でも木村拓哉さんをはじめ多くの人がつけているとか。)
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今回のオーダーでは左目にブラックダイヤを留めてほしいとのご希望でしたので
3ピース留めました。
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なかなかRockな雰囲気にしあがりましたね。

製作にあたっては解剖学の頭がい骨の画像などを参考にしながら
ワックスのチューブから彫刻刀一本で彫り出しました。
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眼窩(眼球の入っている穴)が半月型なのはご愛敬、Rock'nRoll ですからね 笑)
結構良くできたと思うのですがいかがでしょうか?
あいにくこっち方面の趣味がないので評価基準がよくわからないのですが・・・汗)

こういったものは普通は一点物として製作していますが、
今回はお客様の指示でゴム型を取りましたので型をお持ちいただければまた再製作も可能です。
オリジナルのデザインリングを仲間内で小ロット作るのも面白いアイデアかもしれませんね。
 
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  by studio_argento | 2009-02-05 13:57 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

クリスマスが近づくと・・

プレゼント用にオーダーが増えます。

これらもプレゼント用のようです。
シルバー製ブレスレット、リング、チョーカーです。
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リングのモチーフはイタリアの名車アルファロメオのフロントグリル
実車さながらに透かしになっています。
腕の部分は鏡面で仕上げてあるので周りがよく映りこみますね。
昔は鏡にも使われていたように、銀という素材は磨くと本当によく周りを映します。
よく見ると不思議な世界が広がっていますね。
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ブレスレットは「ミラノ市章」と「四葉のクローバー」
全体に黒くいぶしてあり、その重さとあいまって重厚な雰囲気です。
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チョーカーも同じく「ミラノ市章」。 丸いラバーを使ってシンプルに仕上げています。
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すべてアルファロメオに関するデザインのものです。
プレゼントするお相手の方がお好きなのでしょうね。
受け取ったときに見せられるであろう笑顔を想像しながら一つずつ仕上げました。

相手の好きなもの、欲しいものが分かっているカップル、素敵ですね。
うちは・・・・・・・ 滝汗)
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  by studio_argento | 2008-12-10 13:34 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

ピッコラマッキナ~TVRタスカン スピードシックス

社交ダンスの聖地としても有名なイギリス、ブラックプールにTVRが誕生したのが1946年。
その後幾度も経営者が変わりましたが、グランチュラ、グリフィス、タスカンなどのスポーツカーを1970年代終わりぐらいまでに発表してきました。
90年代になってから新生グリフィスやキミーラなど、今のTVRのイメージのもとなる車を発表、
自社製エンジンも開発してバックヤードビルダーから脱皮、ポルシェ、フェラーリに次ぐ第3のスポーツカーメーカーともいえるほどになりました。
今回製作したタスカンスピードシックスはそのTVR自社製エンジンSpeedsix(直列6気筒、4リッター版で405馬力!)を搭載したモンスターです。
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確かトラボルタの「ソードフィッシュ」や「西部警察」などでも使われていたはずなので、見たことがある方も多いかもしれませんね。
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大きな車に見えますが実際は結構小さく、強力なエンジンを積むのにトラクションコントロールなども無いので、まさに荒馬のごとき硬派の車なのでしょうね。
深海魚系ともいえるディティールは好き嫌いが分かれるところかもしれませんが。
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硬派つながりで別の車をお見せしましょう。
先日某所で見せてもらった「アルファロメオ8Cコンペティツィオーネ」です。
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最近の車には珍しい、ぎゅっと締まったボディに4.7リッターV8という強心臓。
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さすがに電子制御が入っているようですが、こちらもまごうことなき硬派の荒馬でしょう。
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正規ディーラーからのデリバリーは来年5月からということなので、きっとこの車は国内での一般登録第1号ということになるのでしょうね。(並行輸入だそうです)

いずれにしても乗り手を選びそうなチャレンジングな車、憧れますね。
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  by studio_argento | 2008-12-05 14:17 | シルバーアクセサリー | Comments(0)

トライアンフ TR2 ~ ピッコラマッキナ

今はなき英国車のブランド、トライアンフ。(2輪とは別会社です)
私の世代では現役としてはかろうじてTR7を見たことがあるぐらいです。
現在ではそのブランドはBMW社が保有しているようですが、
MINIのように実際に使われてはいないようです。

今回ご依頼いただいたのはその先祖ともいうべきTR2です。
お客様のご希望に沿って、ペンダントとストラップの2点を作りました。
チェーンの端にはシルエットのプレートを切り出してつけてあります。
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この車は、ボディと一体でありながらタイヤを内包していることを主張するフェンダーが印象的ですね。戦前のフェンダーが独立した車から、現代のフラッシュサイドのボディになるその間のデザインということでしょう。

車体後部、リアタイヤの前に座り、サイドが大きくえぐられたコックピット開口部から片肘を出してオープンで走る姿はまさに古き良きブリティッシュスポーツですね。
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同時代のMGと比べて大きなエンジン(2リッター)を持ったこれはかなり早い車だったようで、
イタリアの都市間レース、ミッレミリアなどにも参加していたようです。
現在でも国内で行われる「ラフェスタミッレミリア」などでも見ることができるようですね。
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寒風吹くこれからのシーズン、きっちりと防寒をして走るヒストリックのオープンはさぞかし気持ちいいものでしょう。
その車のキーやオーナーさんの胸元にこれがぶら下がっていたら私もとてもうれしいですね。
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  by studio_argento | 2008-11-06 14:27 | シルバーアクセサリー | Comments(0)

マセラティ2種~ピッコラマッキナ


マセラティクアトロポルテとグランツーリスモ。

クアトロポルテといえば70年代にシリーズ3が映画ゴッドファーザーに使われていたり、
政府高官用の車両として使われていたりしましたね。

シリーズ3は一時友人が乗っていたので何度か乗せてもらいましたが、素晴らしい車でした。
特にリアシートの居心地の良さは、乗るたびに寝入ってしまうほどでした。
街中ではもてあますほどの巨体でしたが、運転してみると以外に軽快というか身のこなしが軽く(大きさの割には)、エンジンもマセラッティ400Sなどのレーシングエンジンの流れを汲むだけあって良い音していました。
「譲ろうか?」と言われたのですが、さすがに島根県なんかじゃ使い道も思いつかず、持ちきれそうに無かったのでお断りしたのですが、今となっては惜しいことをしたなと思います。

今回製作したのは5代目(のはず)にあたる現行モデルです。
以前東京現代美術館で開催されたフェラーリ&マセラッティ展で、開発途中の1/5モックアップが2点展示してあり、このどちらかが生産モデルになると書いてありました。
正直そのときはあまりいいとは思わなかったのですが、デビューしてみるととてもいい車になっていてびっくりした記憶があります。
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そしてもう1台はグランツーリスモ。
クアトロポルテと同じエンジンのはずですが、こちらはグッとスポーティーですね。
最近ではあまりみなくなったロングノーズ、ショートデッキの古典的スポーツカーのシルエットがうまく使われていて昔のギブリ(70年代の)を彷彿とさせますね。
写真より実車のほうがずいぶんいいように思います。
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そういえば知人がギブリに乗っていましたが、その人がまさに「イタリアンダンディ」な方で、
車と人がすごくマッチしていたことを思い出しました。
クアトロポルテⅢもなかなか似合う人がいないような・・
あの時代のマセラティはそういう意味で「乗り手を選ぶ」車だったかもしれませんね。

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この両方をお持ちのかたを知っているのですが、さて、乗った感じはどうちがうのでしょうか?
興味のあるところです。


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他にもメルセデスGクラス、アウディA8、ランボのガヤルドなど一緒に納品です。
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  by studio_argento | 2008-10-10 10:07 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

十字架と大蛇~イタリア貴族の紋章

イタリアのファッションや経済の中心でロンバルディア地方の都といえばミラノ。

昔はヴィスコンティ家が治めていました。
その家紋は人を飲み込む大蛇。 なんともすごいデザインですが、その由来は十字軍の遠征で征伐した異民族を飲み込んでいるとか、大蛇に飲まれそうになっている子供を助けたとか諸説あるようです。

ヴィスコンティ家のあとこの地を治めたスフォルツァ家の紋章にも同じデザインが使われていますね。 今でもスフォルツェコ城をはじめミラノ市内のあちこちに残っているようです。

また、ミラノ市の市章は白地に赤い十字架。
サッカーのACミランのユニホームにその紋章があったと思います。

小さな都市国家がたくさんあったイタリアでは地元に対する愛情がことさら強いようですね。
カンパリニズモなどとも言われているようですが。

今回ご注文いただいたのはまさにそのミラノの象徴、十字架と大蛇をモチーフにしたアクセサリーです。
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十字架のほうをペンダント、大蛇のほうをキーリングに仕立て、男女ペアでお使いいただけるように作りました。
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ただしご注文いただいたのはミラノ市民のかたではありません。 笑)
このデザインを使っているもう一つの有名なブランド、アルファロメオをお好きな方です。
1900年代初めにロンバルディアで興ったアルファロメオ社も当然のようにその都、
ミラノの紋章を自社のエンブレムに使ったのですね。
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  by studio_argento | 2008-10-08 10:58 | シルバーアクセサリー | Comments(2)

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