3連リングはムズカシイ

リングのサイズはその内径で決まっています。
内径1/3ミリごとにワンサイズずつあがっていきます。(日本の場合)
直径×円周率で円周を計算することを考えると、
ワンサイズあがると円周が約1ミリ長くなるということですね。

実際に製作するときには、これに製作する指輪の厚さを考慮しないといけません。
出来上がりの「内周」が希望の長さにならないといけないのです。
ですから計算方法は
(直径+指輪の厚さ)×円周率 となります。

厚さを足さないと地金の「厚さ」の真ん中(2ミリあったら1ミリ)の部分が求める円周になり、
そのぶん出来上がりは小さくなってしまうのです。
ここで加えるのが厚さ×2では無いところがミソです。
絵を描いてみるとよくわかるのですが・・

製作時には地金の伸びなどの要素も加わるので微調整はしますが、
地金の全長をこれであわせるとほぼ希望のサイズのリングが出来上がります。

で、今回の作品、3連のリングです。
f0179073_10212648.jpg

これは3本のリングが互いにリンクしていますので、指に入れたときに必ず重なり合う部分ができます。
f0179073_1021475.jpg

先日のようなペンダントトップでしたらサイズは関係ないのですが、
今回はきちんとサイズを出さないといけません。
これがなかなか難しい。
無い知恵をしぼってこれぐらいと作ったリングはサイズが合わず、
結局何度かサイズ調整をしました。
リングの厚さ以外にも重なり具合や幅などいろいろな要件が影響するようです。

これだけを作っていればぴったりに作るのはたやすいかもしれませんが、
いろいろなものを作っているとそのつど考えなくてはいけなくて大変なこともありますね。


でも苦労した甲斐があってお客様の指にはぴったりでした。


3連リングといえばCartierのトリニティが有名ですね。
コクトーが愛する人にプレゼントしたなどといわれていますがそれに関する
面白いブログを見つけたので興味がある方はどうぞ
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  by studio_argento | 2008-10-03 10:41 | ジュエリー | Comments(0)

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