Not in Doghouse

Mさんは私と同じ、アルファロメオ ジュリアクーぺ に乗るクルマ仲間です。

私と違って生活全般に「スタイル」のある彼は雰囲気の良さそうなご自宅の隣に
セルフビルドでガレージを建て、その中にジュリアを住まわせています。

私のように保管&作業だけのスペースではなく、あちこちに「オートモビリア」とも呼ばれる
味のある小物やポスターなどを配して心地よい空間に仕立てています。 
もちろんそこで自分の車のメンテナンスもこなしています。

彼が影響を受けたという先輩が英国車趣味の人だということもあり、
ちょっとそんな香りのするガレージライフです。
ただ、英車趣味の方に多いといわれる「Doghouse Club」メンバーではなく
(*あまりにガレージにこもりすぎて家から追い出され、犬小屋で寝泊まりするクルマ好きのこと)
奥様やお嬢さんたち、そして愛犬までもが彼の趣味を一緒に楽しんでいるのです。
(愛犬は部屋飼いみたいですからDoghouseはありませんね 笑)

いろいろなことをバランスよく楽しんでいる彼のことはちょっとうらやましく思っています。

さて、そのMさんがご紹介くださって奥様からジュエリーに関するご依頼をいただきました。
使わなくなったサンゴのカフスやタイピンを奥様と3人のお嬢様のペンダントトップに作り替え、
愛用していたシルバーリングの「割れ」の修理、
粒ダイヤの留ったリングとプラチナチェーンの修理、
そしてダイヤモンドの「立て爪」のリングのリフォームというのがその内容でした。

まず修理をさせていただき、その間考えたデザインを修理の納品時にご提案しました。
気に入っていただけたデザインがあり、それで制作を進めました。
ちなみにデザイン画はこちら
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元のリングからダイヤをとりはずし
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0.6カラットありましたからかなり大きなダイヤですね
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プラチナ900の地金は熔解

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打ち延ばして再利用します

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作った板材でダイヤの「座」を制作

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リング部のループを丸線で曲げて

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石座に付けた丸環に通します
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リングの下半分を作ってループにロウ付け ヤスリで成形して研磨します





そして出来上がったのは
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先日仲間とのツーリングの際にMさんと(もちろん愛犬も)一緒に来られた奥様にお渡ししました。
気に入っていただけたようで、ツーリング中の写真に写る奥様の笑顔がそれを表わしているようでした。

お支払いがどちらの「財布」からなのかは知るところではないのですが
Mさんのことですからきっと。 笑)

趣味に入れ込んでDoghouseに追いやられそうな方々、
Mさんのようなバランス感覚はきっと玄関のカギを開けてもらえる大切な要素ですよ。
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  by studio_argento | 2013-06-04 11:18 | ジュエリー | Comments(0)

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