八雲

「八雲」という単語は島根県、特に出雲松江地域に住む人にはなじみ深いですね。

日本神話でスサノオノミコトが
「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」
とよんだ和歌に由来して出雲の国を象徴することばになっているとのこと。

山陽とをつなぐ伯備線の特急が「やくも」だったり
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松江市の隣には八雲村があったり(合併されちゃいましたが)
松江市内にも八雲台という地名があったり
他にも街を見回すといたるところで八雲という文字を見ることができます。

出雲以外にも八雲という地名はありますね。
東京目黒区の八雲はそこにある氷川神社がスサノオを祀ってあるからだそうです。

また、明治の文学者小泉八雲ことラフカディオ・ハーンも
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松江に住んでいた時に日本人女性をめとり、小泉姓になった時に出雲の地にちなんで八雲と
名乗ったといわれています。

その小泉八雲の旧居で、先日友人が写真展を開催したので見に行ってきました。
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松江に住んで延べ30年ちかくなりますが、「来たことあったっけ?」という地元ならではのボケっぷりは置いておいて 笑)

武家らしい質素な造りの家なのですが、3方に小さな庭を持つ良い家でした。
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友人の写真も面白いことを試していて、(もちろん八雲やその時代にちなんだ方法で)
その空間によく合ったように思いました。

残念ながらもう会期は過ぎてしまいましたが、隣の記念館のほうでは
「知られぬ日本の面影」への旅 と題して1年のロングラン展示をしているとか。
また時間を取って見に行こうと思います。




八雲つながりでこんどはお仕事の話題を。

その女性は小泉八雲が好きで、岡山から何度も松江に通い
婚約者と一緒にあちこち散策されていました。
そんな中「この地にゆかりのある結婚指輪ができないものか」という話になり
いろいろと探してみた結果ある日私の店に電話がかかってきました。

ご来店いただいて話をうかがい、後日提案したいくつかのデザインの中から
選んでいただいて制作したのが

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それぞれのリングに流れる雲を4つ。
雲の形は出雲大社の本殿天井画からイメージしたもの。
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(遷宮による一般公開時のチケットです)

そしてリングを重ね合わせたときに二人にとって意味深い星、
「夏の大三角」を形作るようにガーネットとピンクサファイアを配置。
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内側には二人のイニシャルをデザイン化、ご希望のメッセージも刻印しました。
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お納めしたときにお二人は「ここに宇宙がある」と、とても喜んでいただきました。

新郎からの問い合わせの電話のときにいろいろとお話させていただいたのですが
我が家の車のエンジン部品の加工を依頼した工場とのつながりがあって驚いたり
子供のころ読んで印象深かった「大空のサムライ」の著者
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「坂井三郎」氏と交流があったと聞いて話が盛り上がったり。

八雲の不思議な糸でつながったお客様と楽しい会話と良い仕事ができました。

八という文字は8ではなくたくさんという意味を持つのだと聞いたことがあります。
2人のこれからにも幸せなことがそれこそ雲が湧き出るように起こるといいですね。
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  by studio_argento | 2012-04-11 10:33 | ジュエリー | Comments(2)

Commented by kusakari at 2012-05-02 21:46 x
素敵な指輪ですね(職業上しませんけど)。娘の時にはお願いします。今度連れて行きましょう。 8は90度回すと、∞。 そういえば長女は1988/8/8生まれ でした。
Commented by studio_argento at 2012-05-03 20:04
kusakariさん
お気軽に遊びにおいでください。
で、おじょうさんはいつごろの予定ですか? 笑)

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