ハートシェイプ

宝石というのは基本的に天然の鉱物ですから、産出されたときの形は様々です。
それぞれ特徴的な結晶構造を見せることが多いのですが、
そのままの形ではその大きさも含めジュエリーとしては使いにくいものです。
そこでその原石を研磨して形を整えて使うことになります。
この工程をカッティングといいます。

カッティングはかなり昔から宝石に施されてきたものですが、その技術は日々進歩しています。
ダイヤモンドに関して言えば、ローズカットと呼ばれる古いものから、現在でもよくつかわれているラウンドブリリアントカットへと進化。 今ではその精度も非常に高くなり、宝石鑑定書には
カットのクオリティを示す別項目も作られたりしています。
(ハート&キューピットなどと呼ばれています)

また、形状も正面(上)から見て円形のラウンドカットのほかに楕円形のオーバルカット、
四角形のスクエアカット、長方形のバゲットカット、船型のマーキーズカット、
涙型のティアドロップカットなどスタンダードなものでもかなりの種類があります。

それ以外にも自由な発想でカッティングをする人たちもいてドイツの
イーダオーバーシュタインなどにはそうしたアーティスティックな作家さんもいるようです。

さて、今回ご紹介するのは、これもスタンダードなカッティングのひとつ、
ハートシェイプの石を使ったリフォームです。

ご結婚が近いという新郎から、そのお母様から託された
ルビー(と思われる宝石)のリングのリフォームを承りました。

デザインは出来るだけシンプルに。 ちょっとクラシカルな雰囲気でとご希望でしたので
古いリングから宝石をすべて取り外して
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このような形で仕上げました。
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リング部分の断面形を四角形に作り、古いリングから取り外したメレダイヤを再利用して
両脇に並べて留めました。

甘いモチーフとして定番のハート型ではありますが、やはりリング部のデザインによっては
若い女性には向かないものもあります。
リフォームすることでまた新たな価値が生まれますね。

新婦となる女性には内緒で制作したこのリング、
彼の想いも込められた素敵なプレゼントになりました。
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  by studio_argento | 2012-01-27 13:45 | ジュエリー | Comments(0)

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