らせんのペンダント

何度か食事をさせていただいて顔見知りになったシェフからご注文いただきました。

プレゼント用にオーダーされたのはプラチナ製ペンダント。 
ガーネットがワンポイントになっています。

オーダーいただいた時のご希望として、ガーネットを使うこととリングを通して使えるデザインにしてほしいとのことでした。
普通にチェーンにリングを通すと直角になってしまい、どうしても座りが悪くなってしまいます。
それに石を置いたトップとあまり当たっても困ります。
そこでいろいろと考えて思いついたのが螺旋。


螺旋の中にチェーンとリングを通すことによってリングが正面を向いて固定されます。
使っているうちにリングがまわって落ちてしまうのではないかと心配されるかもしれませんが、螺旋の両端は閉じてあり、そこにチェーンを通しているので落ちることはありません。

リングを通さない時も、螺旋をぶら下げたりチェーンに通したりして雰囲気を変えることができます。

チェーン自体も長さを自由に調整できるタイプですのでチョーカーとしても使えます。

写真撮影に使ったリングはお店にあったサンプルのものですが、いつかこのペンダントにとても意味のあるリングが下がる日が来るのかもしれませんね。

  # by studio_argento | 2010-02-02 15:50 | ジュエリー | Trackback | Comments(0)

疾走する日本車展

先日、実家に顔を見せるついでにちょっと足を伸ばして、益田市のグラントワに行ってきました。
ここの県立石見美術館で開催中なのが「疾走する日本車(アート)」展
1960年代を中心にした国産車の軌跡を紹介する展示会です。

当時の国内自動車メーカーのうち7社から14台が展示されました。
トヨタからは
 トヨタ2000GTボンドカー(1966年)
 トヨペットコロナデラックス RT-40-D (1967年)
 トヨペットクラウンS MS-41-S (1965年)
 トヨタスポーツ800 UP-5 (1965年)
日産からは
 シルビア CSP311  (1966年) 
 フェアレディZ432 PS30 (1969年)
 スカイラインハードトップ2000GTR KPGC-10 (1970年)
 ブルーバード1400 4ドアデラックス N501 (1972年))
マツダは
 コスモスポーツ プロトタイプ  (1967年)
三菱は
 ギャランGTO-MR A53C-GR (1972年)
ホンダは
 S500 AS280 (1963年)
いすゞは
 ベレット RP20  (1666年用試作車)
そして日野からは
 コンテッサ1300クーペ   PD300  (1965年)
 コンテッサ900スプリント  (1962年)
という顔ぶれ。

この中で最も見たかったのがコンテッサ900スプリント。

ほかの車種はほとんど見たことがあったのですが、これだけは現存する1台が
日野のミュージアムにあるということでなかなか見る機会に恵まれず、今回初めて見ることができました。
62年のトリノショーでデビューしたというそのデザインは当時の欧州車の中にあってはさほど革新的なデザインではなかったようですが、東洋の無名メーカーのコンポーネンツを使ったその商品としてのポテンシャルに欧州メーカーが恐れをなし、製作したミケロッティからの発売の話が無くなってしまった(日野側の事情もあったようですが)との話も残っているようです。
小さく、低く、でも伸びと張りのある素晴らしいデザインです。
もしこれが生産されて日本を走っていたとしたらなどと考えるのも楽しいですね。
内外装に見慣れたイタリアンメイドのパーツが散見されて親近感がわきます。
特にメーター類はジュリエッタのそれを文字盤だけ書き直したのでは?と思うほどそっくり。
そういえば1300クーペのほうもインパネのデザインは完全にイタリア車のそれ。
ミケロッティのデザインですから当然でしょうが、左右で同じデザインを反復するのはFIAT850などにも見れますね。
ステアリングもNARDI(オリジナル?)ですから余計にそうなのかもしれません。

他に気になったのがベレット。
ベレットというと「ベレG」の略称のようにどうしてもクーペのほうを思い出してしまいますが、今回展示されたのは4ドア(しかもオートマチック!)。

あまり見る機会がない車ですが(松江市内に1台生息か?)あらためてじっくりと見るととてもよい形をしていて、特にリアドアからリアフェンダーに向けての面の張りがずばらしいものでした。
インパネもコンテッサ1300のように左右対称のイメージに、アルファロメオのジュリア1750シリーズを想わせる独立したメーターナセルがいい雰囲気でした。

タマゴ色という塗色もよかったのでしょうが、「乗ってみたい」とおもう1台でした。

家内が気に入っていたのがシルビア。
京都の某ショップの「バカっ速い」シルビアは有名でカッコイイのですが、今回のようにオリジナルの状態のものもよかったですね。

内装が明るいクリーム色をいうこともあって豪華なプライベートクーペという感じでした。

お洒落な女性がさりげなく乗っていたら素敵でしょうね。

(写真はすべて図録を撮ったのものです。 無断転載を禁止するとの記載がなかったので。 
問題があるようでしたら削除しますのでご指摘ください)

期待していたミュージアムショップは今一つでしたが、見ごたえのある展示会だったと思います。
ただ、図録には各車のデザイン開発のストーリーが書かれていたのですが、会場にはそれらしきものがなくただ車を見るだけになっていたのが少し残念でした。
「美術館なのだし絵画展であれば作品解説はしないだろう。」といわれるかもしれませんが、クルマ好きとしてはもう少しその時代やそれまでの歴史など、流れの中でのそのデザインの位置づけや意味を感じられるようになっていたらよかったように思います。
(そのあたりは学芸員さんによるブログや週末の解説などで補っておられるのでしょうか。)

それにしても、いままであまり国産車には興味がなかったのですが60年代の日本車(車に限らないと思いますが)、素晴らしい成長ぶりですね。

会期は2月14日までとのこと。 これだけの車が一堂に会しての「美術館での」展示はそう見られるものではないと思います(企画された学芸員さんに感謝)、ぜひ足を運んでみてください。


・・・で、見るほうは満足したところで次はおなかを満足させに行きました。
益田市郊外にあるレストラン

南欧にでも来たかのような建物が海を見下ろす高台に建っています。

玄関から見通すその先には真っ青な日本海が。

もちろん店内からも一望です。
この日は天気がよかったのでいわゆる「冬の日本海」とは違う、気持ちのいい青が広がっていました。

振り返ると店内には薪ストーブが部屋を暖めてくれています。

もちろん食事もおいしくいただきました。
グラントワに行かれる方にはお勧めですよ。

  # by studio_argento | 2010-01-24 16:41 | ヒストリックカー | Trackback | Comments(10)

スタールビーのリング  形見の品

関西にお住まいのお客様からご依頼をいただいたリフォームです。

お送りいただいたのは古いメンズリング
印台型と呼ばれる大きなリングにピンクのカボッションカットの石が留まっています。
この石、蛍光灯下ではわかりませんが、太陽光を当てると6条の光が輝きます。
これはアステリズム効果と呼ばれるもので、内部にルチルなどの針状結晶を含む鉱物にあらわれる特徴ですが、この石のように細く、はっきりと、しかも中央に表れるというのはそう多くはないものです。

石の色から推測してスリランカ産のスタールビーではないかと思ったのですが、
今回はそれを鑑別機関に送って鑑別することはしませんでした。
なぜなら今回のリングはお客様のご主人のおじい様の形見だったからです。

ホワイトゴールドの地金部分は下取りをさせていただくことにして
新たにご主人のためにリングを製作することになりました。
ご希望のデザインをお聞きしてスケッチをメールで見ていただき
ワックスで原型を製作して
仕上がりのイメージがわかりやすいように銀色に塗装して写真を見ていただきました

OKをいただいて完成したのがこちら

プラチナを贅沢にに使った存在感のあるリングです。

そのままでは使いにくかった形見の品もリフォームすることで
身につけることができて喜んでいただけたようです。
ちなみにこれは奥様からご主人へのお誕生日のプレゼント。
素晴らしいですね。

それにしてもこんなリングきれいな石のリングをつけていらっしゃったおじい様も
かなりお洒落な方だったのでしょうね。

  # by studio_argento | 2010-01-20 14:56 | ジュエリー | Trackback | Comments(0)

リプロダクト2

そのお客様は、昔自分が持っていたリングを同じデザインで作ってほしいとご来店されました。

お話をうかがってみると、それはあるブランドのリングなのだけれども現在は販売されていなくて
あちこち探してみたけれどみつけることができなかったそうです。

参考になる写真もお持ちではありませんでしたし、WEBで検索してみてもそれらしい画像はみつかりませんでした。
そこでお客様の記憶からデザインを推定してワックス原型を削り出しました。
これをお見せして形とサイズを確認していただきました。
少しの手直しが必要でしたがおおむねOKが出て、ロストワックスでシルバーに置き換え。
研磨して出来上がったリングがこちら。

2つの楕円が指の表裏で直角にクロスするリングです。
左右どちらからでも指を通せますが、内側の形に工夫をして
一方向からはめるようにデザインしてあります(違う方向からでも入りますが)から
指へのあたりが柔らかくてよくフィットします。

私自身は当時のリングを知らなかったので少し不安もあったのですが
出来上がりにはとても満足していただけた様子。
お客様の記憶のなかにだけあったリングを現実のものにするお手伝いができた、うれしい仕事でした。

  # by studio_argento | 2010-01-14 13:44 | シルバーアクセサリー | Trackback | Comments(0)

お正月休み

年明けの2日と3日はお客様のご来店予定などもありお店を開けていましたが、
4日と5日はお正月休みをとらせていただきました。

まず4日。
関東エリアで走っているジュリアのレーサーの中でも有名な車、
ガレージジュリアの白い35番に乗るNさんが隣町に帰省中で安来のカフェ、
ドーフィン」にご一緒しました。
(私の車も35番ですがこれは偶然。 あちらが元祖です。あ、ウチが本家とは言いませんよ 笑)
例によって車談義をしたり、友人を紹介したりして楽しく過ごしました。

Nさんはもう20年以上もジュリアでレース活動をしておられ、JAF戦などでも活躍されています。
有名な車でしたから以前から知っていたのですが、まさかドライバーさんが隣町出身だったとは。
友人を通してご連絡いただいた時はちょっと驚いてしまいました。
35番同士、鈴鹿あたりで一緒に走れたらいいですねと話しました。
(ついてはいけないと思いますが・・・汗)


翌5日。
今度は「ドーフィン」のすぐ隣にあるガレージで今年初の作業。
まずは2輪。
モトグッチV35の模様替えをしました。

元来ついていたソロシートと荷台を取り外し、セミダブルタイプのシートに変更です。

昨年ヤフオクで入手したSR用のジャンクに自作ステーを付けたり
シートベースを削ってフェンダーの逃げを作っりして仮組みし、
内装屋さんでブラウン系の合皮を貼ってもらいました。
ついでに元のシートから写したデザインのロゴを「染めQ」でペイント。

どうです? イイ感じでしょ?(というかやっと普通のバイクになったかな?)

これで家内が乗っても足つきバッチリ。 いつでもリハビリに使ってもらえそうです。

もちろん元の状態にも戻せます。
もう少しカスタムしたい部分はありますが、おいおいやっていきましょう。

次に4輪。
この冬は35番のブラッシュアップを計画しているのでそれに取り掛かりました。
まず手始めにトランクルーム改造。
アルミ板を敷いてバッテリーを置いていた部分(オリジナル燃料タンク跡)を有効利用します。
ココで見てからいつかはと思っていたアイデア。
ガレージに転がっていたジャンクを切断して(長年の放置でガソリン分が無いことは確認済み)

とりあえずおさめてみるとこれはなかなか良さそう。

ポンプなど低い位置に置きたいものも収まりそうだし、収納力もあがりそう。
ついでに耳をフロアに溶接すれば少しは剛性アップにつながるかな?
重さも取り外したアルミ板とさほど変わらないようだし、
バッテリーの移動でウェイトバランス的にはプラスになると信じてますが・・・。

久しぶりなので軽めの作業でウォームアップした後はこのオフ最大の課題へ。
組んでからもうずいぶん走ったエンジンの中身をチェックするために降ろします。

問題が無ければそのまま組む予定なので春のレースには何とか間に合わせたいですね。
休日だけの作業なので結構厳しいとは思いますが。
もし問題があったら・・・・・#73でも貸してもらおうかな 笑)



  # by studio_argento | 2010-01-07 14:38 | 日常 | Trackback | Comments(14)

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